リテールメディアの勢力図
CARTAHOLDINGS(以下、CARTAHD)とunerryは、小売/広告/アドテクノロジー業界の24社と共同で「リテールメディアカオスマップ2024年版」を作成した。

2024年版では、大手小売企業のオウンドメディア整備が急速に進展。Webサイト、モバイルアプリ、デジタルサイネージ、公式SNS、ショッピングカートへの投資を強化し、ユーザー基盤を拡大した結果、消費者の購買接点に最も近いメディアとして活用が進んでいる。
製品サイトからペルソナやコピーを自動生成
アドインテは、Microsoftが提供する「Azure Open AI Service」の生成AI技術を活用し、ペルソナ・広告キャッチコピー自動作成機能を開発。リテールメディア事業において利用を開始した。
同機能では、製品ホームページのURLを入力すると、製品にマッチしたペルソナや広告キャッチコピーが生成可能。利用企業はクリエイティブ制作におけるコストを抑えるとともに、クリエイティブの検討速度を向上させることができる。
今後アドインテは、IDPOSデータを基にしたペルソナ・キャッチコピーの作成機能や、自然言語を通じたIDPOS分析サービスなどの開発を進めていく予定だ。
電通総研がミツエーリンクスを完全子会社化
電通総研は4月26日、ミツエーリンクスの完全子会社化を発表した。
ミツエーリンクスは、コンテンツおよびUIの企画・設計・実装、Webサイトの構築・運用を中心に、様々なサービスを提供する企業だ。
電通総研は今回の子会社化により、自社が保有する業界・業務知見やテクノロジー実装力と、ミツエーリンクスが持つデザイン力やWebサイト・スマートフォンアプリの構築・運用力を掛け合わせ、ケイパビリティを強化する。
テレ朝と電通が起業家の創出支援へ
テレビ朝日と電通は4月18日に「FUTURE TALENT STUDIO(以下、FTS)」の始動を発表した。
FTSは、事業や起業家の創出を支援するビジネスプラットフォーム。イントレプレナー(企業内起業家)やスタートアップ企業に対して、新規事業開発プログラムの提供や、事業者・団体とのネットワーク構築、有益な情報提供などの支援を行う。
なお、同プラットフォームにはForbes JAPANとReGACY Innovation Group(以下、ReGACY)がパートナーとして加入。Forbes JAPANが保有するメディアとしての影響力やビジネスネットワークと、ReGACYの新規事業開発メソッドなどを活用する。
検索広告で画像の追加が可能に
LINEヤフーは「Yahoo!広告検索広告」において、これまでテキストのみだった広告表示に、任意で画像を追加できる「画像アセット」機能の提供を開始した。
同機能により、テキスト情報に画像を加えた視覚的な訴求が可能に。新商品のアピールやブランドのイメージ形成、動画とのクリエイティブ連動などに活用できる。