三井住友カードと大規模言語モデル（LLM）の社会実装を進めるELYZAは、7月2日、三井住友カードが運営するコンタクトセンターにおいて、ELYZAが提供する生成AIの本番利用を開始したことを発表した。

　同生成AIは、三井住友カードのコンタクトセンターに寄せられる問い合わせに対して、検索拡張生成（RAG）技術を活用して社内データを検索し、回答の草案を自動で生成するもの。2024年6月末からコンタクトセンターのメール回答業務で既に利用を開始しており、年内にはチャットでの問い合わせに対しても展開予定だ。

　なお、同生成AIはELYZAが開発するLLM実用化プラットフォーム「ELYZA App Platform」経由で提供される。

　これにより、三井住友カードは、オペレーターの応対スピードの向上および問い合わせチャネルを強化し、ユーザーによる問い合わせの利便性向上を図る。

【関連記事】
・OneAI、「OneDesign」正式版をリリース　生成AIで広告クリエイティブ作成プロセスを効率化
・NTTドコモら、生成AIを活用し店舗サイネージ広告配信の実証実験を実施　コンテンツ作成工程を半自動化
・ギブリー、マーケティング業務特化の生成AIツール「マーケGAI」正式版をリリース
・ギブリーとバイドゥ、業務提携および技術提携を締結　生成AIによるマーケティング自動化・効率化を支援
・カトルセ、生成AI特化のメディアサイトをオープン　最新ニュースや深堀記事を提供