生成AIの法人活用推進サービス「法人GAI」やマーケティングDX支援サービス「DECA」を手掛けるギブリーは、同社が展開する「マーケGAI(マーケ・ジーエーアイ)」の正式版リリースを発表した。
「マーケGAI」は、同社が2024年4月に発表したマーケティング業務に特化した生成AIツール。正式版では「マーケティング業務へのUIの最適化」、「クリエイティブ生成機能の追加」、「データ分析機能の追加」の3点を軸に刷新を行った。
これにより企画・ライティング業務に加え、デスクリサーチ、SNS投稿画像の生成、リーガルチェックなど、マーケティング領域における業務効率化をカバーする。
本サービスの主な機能は以下の通り。
ターゲット・商品情報の登録
商品情報や簡単なターゲット情報を指定することで、プロファイリングしてペルソナを生成。生成したペルソナは登録でき、コンテンツの生成に利用できる。今回の改修により、登録したターゲットおよび商品情報を必要に応じて呼び出せるようになり、マーケティング担当者の指示文の入力の手間を軽減する。
コンテンツアシスト
「マーケGAI」の新機能では、商品企画からSNSやライブ配信などの多岐にわたるコンテンツ関連業務を自動化できる。事前に登録したターゲット情報と商品情報をもとに、AIが自動で用途に合わせて最適なコンテンツを生成する。
また、生成されたコンテンツが法律に触れる表現を含んでいないかのリスクチェックについても、AIが自動で判別する
分析・リサーチアシスト
新たに搭載された「デスクリサーチ」機能は、Webサイト情報を自動でクローリングして、指定の情報を収集できる。また「分析」機能を活用することで、市場調査から取得したアンケートデータをアップロードし、それらに自動でクラスタ分析を行えるため、インサイトの探索に役立つ。
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