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電通PRC、「鬱憤構文ワークショップforブランディング」を開始 生活者の不満をブランド戦略に活用

 電通PRコンサルティング(以下、電通PRC)は、生活者が抱える鬱憤(うっぷん)やモヤモヤした経験・感情を発掘し、アイデアに発展させるワークショッププログラム「鬱憤構文ワークショップforブランディング」の提供を開始した。

  同プログラムは、「n=1の問題の発掘」「問題の設定/アイデア構築」「世の中の反応を逆算した検証/具体化の」3ステップで実施する。

 「n=1の問題の発掘」では、電通PRCが開発したカードツール「鬱憤構文カード」を使って、生活者が抱える違和感や不満(=鬱憤)を発掘する。テーマやステークホルダーに関する鬱憤について、カードに書かれた「◯◯問題/説」という補助構文(フレーム)に入るものを連想して考えていく。

 この補助構文は、生活者から表出しやすい鬱憤、モヤモヤした体験や感情をソーシャルメディアの投稿などから分析し、言語化しやすいように設計したもので、カードには50種類の補助構文が一枚ずつプリントされている。

 「問題の設定/アイデア構築」では、発掘した鬱憤の中で企業やブランドにマッチしたものを、解決すべき問題として具体的に設定。オリジナルのフレームを活用し、問題を解決するためのコアアイデアを構築する。

 「世の中の反応を逆算した検証/具体化」では、構築したアイデアを様々な視点から検証し具体化する。電通と電通PRCが開発した「メディアがニュースに取り上げたくなる六つのチェックポイント『PR IMPAKT』」などを活用しながら、発信した場合の世の中の反応を逆算しアイデアを洗練させた上で、実行に向け計画を立てていく。

 同プログラムでは上記3ステップを電通PRCのメンバーが伴走し、企業や事業のブランディングをサポート。まだ大きな問題にはなっていなくても、既に個々の生活者の中に存在し始めている「n=1の鬱憤」を発掘し、解消につながるコミュニケーションアイデアに発展させる。

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2024/08/27 08:30 https://markezine.jp/article/detail/46675

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