SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

定期誌「MarkeZine」

第78号(2022年6月号)
特集「現場に再現性をもたらす マーケターが知っておきたい手法&フレームワーク」

定期誌購読者なら
誌面がウェブでも読めます

MarkeZineニュース

Googleが考えるとオンライン百科事典はこうなります。知識共有サイト「Knol」オープン

  「Knol」というのは「知識」を表す“knowledge”から来ているようで、ひとつの記事それ自体を「knol」と呼ぶ。KnolではGoogleのアカウントを持っている人なら誰でも記事書いて公開することができる。また、すでに公開されている記事にコメントしたり、自分の知識を補足することもできる。

骨がもろくなる「骨粗鬆症」についてのknol

 Googleは昨年の12月にテストを開始し、7月23日にサイトをオープンしたばかり。そのためKnolで検索すると、フリーのオンライン百科事典プロジェクト「Wikipedia」ならすぐに検索結果が表示されるようなキーワードでも、なかなかヒットしない。その代わり「何か知っていたら記事を書いてみませんか?というメッセージが表示される。

 試しに「cancer(ガン)」で検索したところ、以下のような検索結果画面が表示された。関連記事のリンク一覧には執筆者の顔写真も表示されている。Googleは、ウェブでは執筆者を示すための基準がないまま進化してしまったと指摘しており、プロフィールを公開している執筆者が質の高い記事を提供することも、Knolのコンセプトのひとつとなっている。

「cancer」の検索結果。記事一覧には執筆者の写真や評価が表示される

 同じ「cancer」という言葉をWikipediaを検索してみると、一発で以下の画面が表示される。執筆者名は記事ページには表示されないが、画面上部にある「history」タブを見れば、この記事を誰がどのように修正してきたかを見ることができる。

英語版Wikipediaで「cancer」を検索すると表示される記事ページ

 しかし、KnolとWikipediaの違いは執筆者の存在を前面に押し出すかだけにとどまらない。Knolの検索結果ページを見ると、「ガン」についての記事が13件あり、それぞれそれぞれ執筆者が異なっている。つまり、多くの人が議論をしながらひとつの記事をまとめるのがWikipediaならば、同じテーマに関する多くの異なる記事を参照することができるのがKnolなのだ。

  記事の編集機能ついては、執筆者の承認を得てから変更できるコラボレーションモデルがデフォルトとなっているが、Knolユーザーなら誰でも編集できるオープンな設定やクローズド設定も選択することができる。記事の共有については“Creative Commons Attribution 3.0 License”かデフォルト設定となっているが、商用利用を禁止する“Creative Commons Attribution-Noncommercial 3.0 License”、あるいは“All Rights Reserved.”で著作権を主張することができる。

 広告についてはデフォルトでは表示しない設定となっているが、記事に関連するAdSense広告を表示する設定も可能で、この場合はAdSenseアカウントが必要となる。また、希望者は、電話番号またはクレジットカードによる名前認証機能を利用できるのもKnolの特徴のひとつ。

 すでに英語版サイトだけでも246万記事を有するWikipediaとは異なるアプローチでスタートしたKnol。利用者が増え、記事が増えるにつれて、どのようなサイトに成長していくのだろうか。

【関連記事】
目指すは比較表のウィキペディア─新感覚の比較コミュニティサイト「ならべて」がオープン
2007年「ウィキペディア」訪問者は、Yahoo!から700万人、Googleから300万人
ウィキペディア、約6割が「内容に疑わしさを感じる」、利用目的トップは「人物情報検索」
Wikipedia風の記事を全自動作成、おもしろすぎる「オートペディア(Auto☆pedia)」
Wikipedia創設者、経産省の国産検索エンジン開発プロジェクトに疑問「税金がムダになる」

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
MarkeZineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2008/07/24 14:35 https://markezine.jp/article/detail/4699

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ


イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング