住生活の領域に特化したソーシャルプラットフォーム「RoomClip」を運営するルームクリップは、「RoomClip住文化研究所トレンドレポート2024-2025」を発表した。
同レポートは、「RoomClip」に集まる住まいや暮らしのデータを元に、2024年の住領域において話題になったモノ・コトをキーワードとして選定し、2025年における展望を踏まえてレポーティングしたものとなる。
以下、一部キーワードを紹介する。
「安心な暮らし」
2024年は1月1日に発生した能登半島地震に始まり、8月の南海トラフに関連した日光灘地震や観測史上最高の酷暑、局地的豪雨、9月以降の闇バイト連続強盗事件など、生活者の日常を脅かす環境の変化が多発した。そのため、「安心な暮らし」を実現する様々なノウハウや製品に話題が集中。住居のテーマとして「安心」への重要度が見直された。
「マルチレトロ」
ファッションで1990年代ストリートやY2K(2000年代)が若者の支持を得る一方、インテリアではミッドセンチュリーの家具と昭和レトロな小物の組み合わせが人気を博すなど、複数の時代のレトロ要素が同時多発的に流行し共存する「マルチレトロ」がトレンドに。特にZ世代による昭和の雰囲気の現代的解釈や、バブル期の遊び心とミニマルデザインの融合など、時代を超えたレトロスタイルの自由な組み合わせが新しい価値観を生み出した。
「豊かな時短」
時短効率化を前提に、豊かさも両立するテクニックや製品に注目が集まった。主菜・副菜を一度に調理できてヘルシーで彩り豊かな仕上がりとなり、さらに洗い物も簡単になる「蒸篭」など、「豊かな時短」を実現するノウハウが人気となった。
この他、限られたスペースを最大限活用する「スペパ収納」や、一人掛けソファ「ソロソファ」、EC市場の拡大にともなう「再配達防止」などが注目を集めた。
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