エンターテインメント業界に向けたデータ×デジタルマーケティングサービスを提供するGEM Partners(ジェムパートナーズ)は、映像、マンガ・書籍、ゲーム、音楽メディアなどにおける2024年の「定額制動画配信サービス ジャンル別年間視聴ランキング」を発表した。
同ランキングは、メディア・サービス・ジャンルを横断したエンタメブランドのリーチを比較・評価することを目指した指標「リーチpt」をもとに集計したものだ。
「Prime Video」が4ジャンルで最も視聴されている定額制動画配信サービスに
まず、ジャンル別に最も視聴されている定額制動画配信サービスを調査。すると、「Prime Video」が国内ドラマ・映画、欧米ドラマ・映画、国内アニメ・映画、バラエティ・ドキュメンタリーの4ジャンルでトップに。特に国内アニメ・映画では、2位と倍以上の差が付いた。アジアドラマ・映画は「Netflix」、欧米アニメ・映画では「ディズニープラス」が1位だった。
国内ドラマは「地面師たち」、欧米ドラマは「ハリー・ポッター」が人気
次に、コンテンツ別の年間リーチptをジャンルごとにランキング化した。国内ドラマ・映画の1位はNetflixオリジナルの「地面師たち」が獲得し、独占配信ながら1,925ptを集めた。2位は「ゴジラシリーズ」、3位は「沈黙の艦隊」がランクインした。
欧米ドラマ・映画は「ハリー・ポッター」が1位に。2位以降は「FBI: 特別捜査班」「BONES -骨は語る-」が続いた。「アジアドラマ・映画」では、上位20位に入った作品は13位の「三体」以外すべて韓国ドラマとなった。1位はNetflix独占配信ながら1,797ptを集めた「涙の女王」だった。
国内アニメで最も視聴されたのは「名探偵コナン」、欧米アニメは「マリオ」
続いて、ジャンル別視聴ランキングでは、「名探偵コナン」が国内アニメ・映画の1位に。6,633ptと、2位以降を大きく離してのトップだった。2位は「鬼滅の刃」、3位は「葬送のフリーレン」、4位には「ONE PIECE」が入った。
欧米アニメ・映画の1位は任天堂の人気ゲームを映画化した「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」となり、2位は「ハズビン・ホテル」、3位は「怪盗グルー/ミニオン」だった。4位以降は「アナと雪の女王」「トイ・ストーリー」「塔の上のラプンツェル」など、ディズニー関連のエンタメブランドが多く並んだ。
バラエティ・ドキュメンタリーでは、朝日放送テレビ制作の「相席食堂」が522ptを集め1位に。視聴サービストップ3はPrime Video(69%)、Netflix(14%)、U-NEXT(13%)だった。2位にはTBSテレビ制作の「水曜日のダウンタウン」が入り、U-NEXTでの視聴がリーチptを支えた。3位はNetflixオリジナル・独占配信の「トークサバイバー!」がランクインした。
【調査概要】
集計期間:2024年1月第1週(1日~7日)~12月第1週(2日~8日)
※リーチptとは、エンタメブランド名を冠したコンテンツに1日あたりに接触したのべ人数を集計期間で合計した値。日本国内在住の男女15歳から69歳を対象に、毎月延べ10万人規模で調査を実施
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