GEM Partnersは、映像コンテンツの利用実態に関する「動画配信/放送/ビデオソフト市場 ユーザー分析レポート」の2022年調査版を公開した。
定額制・動画配信の利用率が最も伸長
まず、定額制・レンタル・購入・無料といった契約形態別に各鑑賞形態(動画配信・放送・ビデオソフト)の利用率を調査した。すると、定額制・動画配信の上昇幅が最も大きく、前年比+2.6ptの37.8%となった。またYouTube、TVer、TikTokなどを含む無料・動画配信も利用率を伸ばし、前年比+1.3ptの58.7%だった。
一方で、レンタル・ビデオソフトは前年比-2.4pt(12.7%)、購入・ビデオソフトは前年比-1.6pt(16.2%)と減少が続いた。
SVODサービスの平均利用数、20代と50代中心に増加
次に、SVODサービスの平均利用数を調査した。その結果、ビデオソフト市場全体では一人平均0.8サービスに加入しており、2021年から0.1増加。SVOD利用者の全体で見ると、前年比+0.1の一人平均1.8サービスとなった。また年代別で見ると20代と50代の増加が大きかった。
【調査概要】
調査方法:インターネットアンケート
調査実施日2022年11月5日(土)~11月9日(水)
※前回調査は2021年11月6日(土)~11月10日(水)
調査対象:日本在住の15~69歳の男女19,634人
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