実際にPLAINERで作成されたデモを紹介
MZ:日本でデモプラットフォームを提供しているのはPLAINER1社ということでしたが、海外ではどのくらいの企業が参入しているのでしょうか。グローバルの市況感を教えてください。
小林:グローバルでは既に30社以上が参入しているマーケットです。参入企業が増加している背景には、SaaS市場の拡大による選択肢の増加があります。特にアメリカでは、1つのカテゴリに数十社がひしめく状況で、顧客はサイトだけでサービスの良し悪しを判断することが難しくなっています。デモンストレーションのニーズが高まる一方、営業担当が1件ずつ対応していくことは非現実的です。これを効率化・自動化する手段のひとつとして、デモプラットフォームが注目を集めています。
MZ:なるほど。ではここで改めて、デモプラットフォーム「PLAINER」について、概要や特長を教えてください。
小林:ソフトウェアデモプラットフォーム「PLAINER」は、ノーコードで誰でも簡単にデモ環境を構築できるツールです。chromeの拡張機能を活用し、コードごとキャプチャすることによって、仮想環境上でソフトウェアを動かすことができる仕組みとなっています。なお、デモコンテンツのアクセスデータは自動的に取得しており、ほとんどのMA、CRM、その他営業支援ツールと連携可能。データはマーケティングや営業に活用いただけます。
PLAINERでどのようなデモを作成できるのか? 実際に見ていただくのが一番だと思いますので、クラウドサイン様とKING OF TIMEのデモをご紹介します。
PLAINERで作成されたクラウドサインのデモを体験
※本デモはPCでの操作を推奨しています

クラウドサインのHPで実際にデモが掲載されているページ
PLAINERで作成されたKING OF TIMEのデモを体験
※本デモはPCでの操作を推奨しています

KING OF TIMEのHPで実際にデモが掲載されているページ
リード獲得数は1.3倍に!デモは製品の真価を表現する新たな手段
MZ:PLAINERを使った企業はデモ体験を顧客に提供することで、どのくらいの効果が出ているのでしょうか?
小林:マーケティング分野では、導入後リード獲得数が平均1.3倍になった実績値があります。
MZ:デモを取り入れることで顕著な効果が出ているのですね。ただ、簡単といえども作成にはひと手間かかると思います。マーケターのみなさんからは実際にどんな声が挙がっていますか?
小林:あまりネガティブな声は挙がっておらず、みなさん楽しんでデモ画面を作成いただいている印象です。多くのマーケターは自社製品を愛しているものの、なかなかその価値が顧客に伝わらないというフラストレーションを抱えているのではないでしょうか。解決のためには「製品に触れてもらうのが一番」であるとわかっていても、これまで実演する手段がありませんでした。

また、ビジネスサイドがプロダクトに関われる機会は限られています。PLAINERはビジネスサイドでも自由にプロダクトの真価を表現できる、これまでにない手段であるため、心情的にもポジティブに受け入れられているのではないかと考えています。
MZ:PLAINERで作られたデモ画面を利用する顧客側のメリットについても教えてください。
小林:デモは、「そのソフトウェアで自社の課題を解決できるか」を証明する重要な手段となります。これについては、私自身、freee時代にソフトウェアの購買担当者側に立った時に実感しました。いくつものサービスを比較検討しましたが、最終的に導入したのは、わかりやすいデモンストレーションをしてくれたベンダーのソフトウェアだったんですよね。デモがあったからこそ活用イメージが湧き、興味をひかれたのだと思います。