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MarkeZine Day 2026 Spring

各ファネルでのインフルエンサー活用術

買うきっかけを作れない、魅力が伝わらない……購買ファネルの各課題を打破する、インフルエンサー活用法

購買障壁から考える、インフルエンサーマーケティング戦略

 本稿では、消費者の購買障壁に応じたインフルエンサーマーケティングの活用方法を見てきました。ここで改めて、購買障壁ごとの効果的なアプローチを整理します。

「購入のきっかけがない」課題への対応

 購買意欲はあるものの行動に移せない消費者に対しては、アフィリエイトによる明確な購買導線の設計が有効です。サンサンスポンジの事例で見たように、セール情報との連動や複数回の情報発信により、購買のきっかけを効果的に創出できます。また、ライブコマースでの限定特典提供も、即時的な購買促進に効果を発揮します。

「商品の良さが伝わりにくい」課題への対応

 詳細な商品説明や使用シーンの可視化が必要な場合は、長尺YouTubeコンテンツの活用が効果的です。コアラマットレスの事例のように、商品の特徴や効果を丁寧に説明することで、消費者の理解を深めることができます。また、異なる文脈での価値訴求が必要な場合は、界隈ハックによって新しい価値提示が可能になります。

本稿を通した実務者への示唆:

  • 自社商材が抱える購買障壁を正確に把握する
  • 複数の手法を組み合わせた統合的なアプローチを検討する
  • 各手法の特性を活かした段階的な施策設計を行う

 インフルエンサーマーケティングの効果を最大化するためには、これらの要素を踏まえた戦略的な展開が求められます。自社の課題に合わせて効果的な施策を設計し、自社のブランドの成長戦略に活かしましょう。

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この記事の著者

藤田 翔大(フジタ ショウダイ)

AnyMind Japan 執行役員兼ブランドコマースマーケティング事業部長

 新卒でAnyMindに入社し、タイ・ベトナムオフィスの立ち上げを経て、日本オフィスのインフルエンサーマーケティング事業部長に就任。コスメや日用品などの大手消費財メーカーを中心としたインフルエンサーマーケティングに携わる。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2025/03/31 09:00 https://markezine.jp/article/detail/48595

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