電通デジタルは、LPOツールベンダーのDLPOと共同で、ランディングページ(LP)の分析から改善案の作成、効果予測、アイデアの示唆出しまでをAIで自動化するソリューション「∞AI LP(ムゲンエーアイ エルピー)」を開発し、社内での本格活用を開始した。

同ツールは自社と競合のLPをAIにより比較分析し、UI/UXの観点でスコアリングを行うことで課題を可視化する。また、分析結果や業界トレンド、市場ニーズを基に最適な訴求テーマと改善案を生成し、自動で評価・順位付けを行う。さらに公開後はLPの表示速度やクリック率、CVRなどのデータを基に再分析し、継続的な改善を支援する。
同社は、LP制作・LPO(ランディングページ最適化)施策でCVR改善のノウハウを有する専門組織「LPO Lab」を擁している。加えて同社のAIによるマーケティング活動の高度化を支援してきた専門性と、DLPOのABテストやパーソナライズプラットフォームの開発力を活かし、同ツールを開発。企業のLP制作における支援サービスの一環として、同社内で活用する。
テスト導入事例では、配信中の既存LPに対し、分析から新しいLPの公開までの時間を約50時間短縮し、CVR改善率141%を達成したという。
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