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強固なパートナーエコシステムで顧客企業100社超!Braze日本法人5年目の戦略と目指す姿

Breathe代表が語る、Brazeとの共創だから実現できる「変革」

 続くパネルディスカッションでは、Breathe代表取締役社長の吉岡 裕文氏が登壇。Braze リードソリューションコンサルタント廣川 侑氏の進行のもと、「Brazeエコシステムによるトランスフォーメーションの取り組み」をテーマに対談が行われた。

写真右:株式会社Breathe 代表取締役社長 吉岡 裕文氏、写真左:Braze株式会社 ソリューション コンサルティング部 リードソリューションコンサルタント 廣川 侑氏
写真右:株式会社Breathe 代表取締役社長 吉岡 裕文氏、写真左:Braze株式会社 ソリューション コンサルティング部 リードソリューションコンサルタント 廣川 侑氏

パートナーが感じるBrazeの可能性

 Breatheは2024年よりBrazeと協業し、DatabricksとBraze活用に特化した事業を開始している。吉岡氏がBrazeに可能性を感じた点は次の3つがあるという。

内製が可能
従来のMAツールではデータの複雑さから内製化が困難であったのに対し、Brazeのアーキテクチャは内製が可能。マーケティング活動の自社コントロールが格段に向上している。

リアルタイムシナリオ
リアルタイムでデータ収集、シナリオ実行ができる。たとえば「六本木エリアに来た顧客に対して、その場で各チャネルからコミュニケーションを取る」といった位置情報に基づくリアルタイム対応が容易に実装可能だ。

機械学習とMAの融合
データベース上で作成した機械学習(AI)の結果をそのまま劣化させることなくBrazeに連携し、マーケティングシナリオに活用できる。より高度なパーソナライゼーションや予測に基づくマーケティングが実現可能となる。

シンプルに課題解決ができる、Braze導入支援事例

 MA特化のコンサルティングファームとしてスタートしたBreatheは、これまで様々な課題を実感してきた。吉岡氏はBraze活用が課題解決につながると語り、アパレル企業のプロジェクトを紹介した。既存のMA、CDP、レコメンドエンジンをBrazeとデータベースの組み合わせに置き換えるというものだ。次のように導入前の課題に対応し、4ヵ月という短期間でプロジェクトが完了した。

  • シナリオ作成が内製化できない→マーケター主導でBraze保持データを設計、シナリオ作りが可能に
  • データを長期間保持できない→Braze導入により、10年間明細データを保持できるように
  • ルールベースのシナリオしか開発できない→AI(機械学習)を活用できるように

Brazeのパートナー企業として発揮できる価値

 最後に廣川氏がBrazeのパートナー企業として発揮できる価値を尋ねると、吉岡氏は役割の変化・意識の変化・指標の変化について言及した。

 まず、Brazeの導入によってプロジェクト推進における役割の変化が生じている。顧客自身がシナリオを容易に作成できるようになったため、パートナー企業の役割が「作る」ことから、作る前のデータ処理方法の設計や、KGIを理解した上でのシナリオ設計といった、より戦略的な領域へとシフトしている。

 また、メンバーの意識変革も生じている。これまで制作業務に注力していたチームが、顧客のビジネスやKGIを理解し、適切なシナリオを考案するという、いわば「マーケティングの基本」に立ち返ることの重要性を実感。学習や情報取得に積極的になっている。

 さらに評価指標についても変化が見られ、開封率やクリック率といった表層的な指標から、エンゲージメントの向上や収益への貢献といった、より事業成果に直結した指標への移行が進んでいる。重要なのは、ビジネスKGIの達成に向けたマーケティング戦略の立案という基本に立ち返ることだとメンバーが理解し取り組んでいる。

「Braze Torchie Awards 2025」発表

 イベントの最後には、パートナーアワード「Braze Torchie Awards 2025」が発表された。今回は、ビジネス貢献の大きさ、カスタマーサクセスの共創、パートナーアセットとの共演、マーケティング変革の革新性といった様々な観点から対象企業を評価。次の7部門8社が選ばれた。

  • Sales of the Year (ビジネス貢献と共創活動での大きな成果):サイバーエージェント
  • Academy Growth of the Year(スキルと体制の強化):電通デジタル
  • Operation of the Year(Brazeの導入・活用の支援促進):ディレクタス
  • Rising Star of the Year(協業活動の早期立ち上げ):デロイト トーマツ コンサルティング
  • Rising Star of the Year(協業活動の早期立ち上げ):トランスコスモス
  • Transformation Partner of the Year(トランスフォーメーションの推進):Breathe
  • Technology Partner of the Year(マーケティングおよび、共同販売活動の推進):データブリックス・ジャパン
  • Solution Partner of the Year(ソリューション協業におけるリーダーシップの推進):博報堂

 成長著しいBraze。パートナーとともに切り拓く、日本企業の革新から今後も目が離せない。

コスモ石油など10社のBraze活用事例をチェック!

 『Braze導入事例集』は、顧客とのエンゲージメントの向上や、顧客データを統合・活用して、リアルタイムのインサイトを得たいと考えている方向けのガイドです。企業のブランド価値、エンゲージメント、売上の向上などにBrazeがどう活用されてきたのか、ぜひご覧ください。

 Brazeのサイトより事例集をダウンロードできます。

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この記事の著者

和泉 ゆかり(イズミ ユカリ)

 IT企業にてWebマーケティング・人事業務に従事した後、独立。現在はビジネスパーソン向けの媒体で、ライティング・編集を手がける。得意領域は、テクノロジーや広告、働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:Braze株式会社

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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2025/04/08 10:00 https://markezine.jp/article/detail/48706

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