自律的なマーケティング推進体制の構築を支援
電通デジタルは、企業の自律的なマーケティング推進体制の構築を支援するサービス「マーケティング組織内製化支援プログラム」の提供を開始した。
同サービスでは、「戦略策定/体制構築支援」「マーケティングオペレーション伴走支援」「データ・AI活用/プロセス高度化支援」の3つについて包括的な支援を実施。一連の支援によってマーケティング業務そのものを継続的に高度化・改善し、企業が自走できるマーケティング組織の確立を目指す。
ユーザーの行動を高精度でシミュレーション
NTTドコモは、企業固有のデータと大規模言語モデル(LLM)により生成したユーザーモデルへのヒアリングを通して、実ユーザーの行動や選択をシミュレーションする技術と基盤を開発した。この技術を活用することで、小売店舗などを運営する企業は新商品企画や需要予測を効果的に行うことが可能になる。
今回開発された技術は、バイアスの影響を抑えるように学習したパラメーター(属性ベクトル)でユーザーモデルを生成し、さらに数千〜数万の質問を大量に並列実行した結果を統計的にまとめることで、LLMが内包するバイアスを取り除き精度と信頼性の高い回答を取得する。
NTTドコモは同技術の自社サービスへの適用を検討するとともに、今後様々な企業と連携し、技術の高度化、汎用化および社会実装を進める方針だ。
web3を活用した「界隈」発想のソリューション
博報堂と博報堂キースリーは、web3を活用した「界隈」発想によるマーケティングソリューションを開発した。
同ソリューションはPontechをパートナーとし、web3技術「Web Proof(zkTLS)」を用いて、特定の「界隈」の一員であることを証明できた人だけが購入できる。WebProofとは、ゼロ知識証明技術(ある主張が真であると証明しつつ、その証明に用いる秘密情報は一切漏らさない暗号技術)をベースとしたzkTLSを用い、ユーザーが許可した上で、自身のWebサービス上での活動履歴などを第三者に証明できる技術だ。これにより、特定の「界隈」の一員のみがアクセスでき、界隈限定の商品やサービスの提供が可能となる。
具体的には、「暗号資産界隈」「風呂キャンセル界隈」「生成AI界隈」の3種においてコマース体験を提供する。
メタバースを活用したプロモーション
草津温泉観光協会は、メタバース企画やプロモーションを展開するtenshabiと、オンラインゲーム『フォートナイト(Fortnite)』を活用した観光客誘引プロジェクトを始動する。
同プロジェクトでは、草津温泉の自然美や伝統文化をフォートナイト上で再現し、国内外の幅広い世代に向けて魅力を発信。ゲームを通じた新たな観光体験を提供することで、地域活性化の可能性を追求する。
スターバックスコーヒージャパンの新CEO
スターバックスコーヒージャパンは3月3日、同社の現代表取締役最高経営責任者(CEO)である水口貴文氏が4月1日付で退任し、その後任にリテイル・マーケティング統括オフィサー(CRMO)を務める森井久恵氏が就任することを発表した。
新たにCEOに就任する森井氏は、ユニリーバで日本・中国・タイ市場のマーケティングを15年にわたり担当。2018年にスターバックスコーヒージャパンに参画し、2023年10月からはCRMOとして、マーケティングや商品、デジタルおよび店舗運営・営業企画の統括を行ってきた。