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『MarkeZine』(雑誌)

第114号(2025年6月 最終号)
特集「未来を創る、企業の挑戦」

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令和を生きるガールズたちのインサイト&トレンド速報

リバイバルブームが到来?!令和女子が虜になる“平成”の魅力

 この連載では「女の子」を中心に研究・プランニング・事業開発を行う電通の社内横断チーム「GIRLʼS GOOD LAB」のメンバーが毎回テーマを設けて、今、Z世代の女の子たちの中でトレンドになっている事象をピックアップし、電通グラレコ研究所のイラストとともに、その裏に潜む女の子たちのインサイトを解説していきます。

※本記事は、2025年6月刊行の『MarkeZine』(雑誌)114号に掲載したものです

平成リバイバルブームが到来

 今月のテーマは、「令和女子が虜になる“平成”の魅力」です。令和の時代、私たちの生活には便利なものが溢れかえり、より洗練された日々を送れるようになりました。一方、女の子たちの求める「かわいい」や「面白い」は、必ずしも令和の時代に生まれるものに限られず、平成など過去のトレンドに再び注目が集まるようになっています。

 象徴的なのが、平成のリバイバルブーム。たとえば、ファッションやメイクでは丈の短いトップスやふりふりのスカートに代表される2000年代の「Y2Kファッション」が人気となり、アイドルのステージ衣装にも取り入れられるように。また、つけまつげなどを使い目元を強調する「平成ギャル風メイク」の動画を美容系YouTuberがアップするなどSNS上でトレンドとなっています。今やまったく異なるイメージを持たれる俳優・タレントの若かりしギャル時代のビジュアルが“かわいい”と度々話題になったりもしています。

 他にも、エンタメでは懐かしの平成ドラマが人気です。たとえば、平成に大ヒットを記録した青春学園ドラマ「GTO」のリバイバル版が2024年に放送された際は、当時視聴者だった層に加えて若者でも視聴する人が多く、SNS上で話題に。さらに、Netflixで過去の名作ドラマが配信されたことをきっかけに、平成にとどまらず昭和のドラマまでも人気が再燃しています。

 音楽やダンスでも平成リバイバルブームが散見され、特に、TikTokでは昭和歌謡や平成J-POPを耳にする機会が増えています。NetflixやSpotifyなどのサブスクサービスにより、若者が最新の曲だけでなく、昔の作品に触れる機会が増えたことが影響しているのかもしれません。

 さらに、平成に流行したキャラクターのブームも起きました。特に、キーチェーン式電子ゲーム「たまごっち」やカードゲームの「オシャレ魔女♥ラブandベリー」のキャラクターの人気は根強く、関連グッズやコラボ企画が登場するなどしています。

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隠れているのは「失敗せず、最適解を見つけたい」というインサイト

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この記事の著者

呉 優菜(クレ ユウナ)

株式会社電通 ビジネス・プロデューサー 呉優菜
2023年入社。若手としてZ世代の価値観や女の子たちのインサイトを深堀り、
コンテンツ制作やPR活動に勤しんでいる。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2025/07/04 09:30 https://markezine.jp/article/detail/49158

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