マーカス・エバンズ・イベント・ジャパン・リミテッドは、マーケティング部門責任者を対象としたビジネスサミット「CMO Japan Summit 2025」を、2025年6月12日(木)~13日(金)にホテル椿山荘東京で開催する。

今年で20回目の開催となる同サミットは、企業のマーケティング部門を統括する責任者と、先端のマーケティングソリューションを提供する企業が一堂に会し、講演・ディスカッション・1to1ミーティング・ネットワーキングなどを通して、マーケティング領域の最新課題とその解決策を議論する場となっている。
マーケティングを取り巻く環境はテクノロジーと社会動向の急速な変化により複雑化しており、顧客体験の進化、AIの活用、ファンとの関係性の構築、情報発信の多様化など、多岐にわたるテーマが重要性を増している。これらの課題に対する戦略や実践的な知見が共有される。
注目セッション紹介
「買いたい!のスイッチを押す方法:感性科学で創り出す消費者行動」
登壇者:小阪裕司氏 博士(情報学)、オラクルひと・しくみ研究所代表
消費者の「心の動き」に着目したマーケティング手法を解説。感性科学の観点から、人がなぜ「買いたい!」と思うのか、その心理的プロセスを明らかにする。感性科学に基づいたマーケティング手法を、ワクワク系マーケティング実践会での豊富な成果実例を交えて解説。
「グローバル市場を攻略する新・マーケティング戦略」
登壇者:ハロルド・ジョージ・メイ氏(元タカラトミー社長、現アース製薬・キユーピー・パナソニック社外取締役、サンリオ顧問)
タカラトミーや新日本プロレスの再建とグローバル展開を支えた経験から、企業の成長に必要なマーケティングと組織戦略を語る。10の実行可能な戦略を提案し、世界市場に通用するブランディングと社内改革のポイントを提示する。
「家電の王者タイガー魔法瓶、V字成長ブランディングと新規事業マーケティング」
登壇者:浅見彰子氏(取締役CMO、タイガー魔法瓶)
企業の中長期戦略に基づいた、既存の「民生向け事業」と新規の「産業向け事業」の2つのブランディングとマーケティング成功事例について紹介。家電市場での成功を礎に、タイガー魔法瓶がどのようにして「ハイテク企業」としてのブランディングを展開し、民生分野・産業用分野において、競争優位を確立できたのかについて深掘りする。
他にも、JR東日本のデータドリブンな経営の実現に向けた取り組みとして、社内人材の育成と組織文化の変革を軸に、データマーケティングの実践例を紹介。またセガ、ディップが登壇するパネルディスカッションでは、TikTokや縦型動画を活用したSNS戦略の成功事例をもとに、「スキップされないコンテンツ」の創出方法を共有するなど、企業の先進的な取り組みを知る貴重なセッションが多数用意されている。
カンファレンス名:CMO Japan Summit 2025
開催日時:2025年6月12日(木)~13日(金)
開催形式:リアル開催
会場:ホテル椿山荘東京
参加方法:完全招待制のクローズドイベント
対象者:企業のマーケティング部門責任者、マーケティング関連ソリューション企業、業界関連メディア関係者