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第114号(2025年6月 最終号)
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LINEマーケティング活用最前線(AD)

若年層の心をぐっと掴む!企業初の取り組みとなった、アサヒ飲料の「LINEプロモーション絵文字」活用

LINEプロモーション絵文字で、10代~20代の集客に成功

MZ:LINEプロモーション絵文字施策の成果はどうでしたか。

角田:若年層を取り入れたい目的で実施しましたが、結果として10代から20代の層の友だちをしっかり集客することができました。過去に実施した施策とデータを比較しても、LINEプロモーション絵文字経由で新しく友だち追加した10代~20代の割合は、LINEプロモーションスタンプよりも183%高く、若い世代により多く使われていることがわかりました(アサヒ飲料調べ)。

 興味深かったのは、友だち追加直後のLINE公式アカウントのブロック率がLINEプロモーションスタンプ施策よりも低かったことです。これまで、LINEプロモーションスタンプをダウンロードしたらすぐにLINE公式アカウントをブロックする方が一定数いることが課題としてありました。しかし、今回の施策でLINEプロモーション絵文字をダウンロードした層は、ブロック率が低いという発見がありました。ブロック率が低いことで、若年層と継続的な関係構築がしやすいことも評価しています。

 取り組みを総括すると、定着率の高いユーザー層を集客できたのは大きな成果だと感じます。もちろん、友だち追加してくれた方に対しては、今後もブロックされないよう前述したパーソナライズ配信を継続していく予定です。

MZ:成果につながった要因について、どのように分析していますか。

角田:LINE絵文字クリエイティブのデザイン性の高さとバランスが成功要因にあると思っています。ブランドを強調しすぎるとLINE絵文字のユーザーは“しらけてしまう”ので、そのバランスは意識しました。若年層に受け入れていただきやすく普段使いされやすい、ちょうど良いデザインにできたと感じます。

MZ:ユーザー側の反響はいかがでしたか。

角田:「アサヒ飲料がにしむらゆうじさんとコラボしている」など、Xでの投稿が多く見られました。

 また、LINE絵文字はトークで送信する際、複数の絵文字を組み合わせて使うことが可能です。私たちも、組み合わせて使うことを想定したデザインを作っていましたが、ユーザー自身が「どのような組み合わせがおもしろいか」「可愛く見せるにはどう工夫したらいいか」などの観点でアイデアを自発的に発信してくれたのです。このようなUGC(User Generated Content:ユーザー生成コンテンツ)が増えることで、より盛り上がっていただけましたね。

不動の立ち位置を確立したLINE公式アカウントで、継続的なコミュニケーションを

MZ:最後に、今後の展望について教えてください。

角田:直近は、デジタルメディアが急速に増えてきており、顧客コミュニケーションの方法が目まぐるしく変わってきています。そうした中でも、LINE公式アカウントは不動の立ち位置を確立していると感じます。パーソナライズ化されたトークルームで、お客様が自分ごと化した情報を受け取れる。この特徴を活かし、今後もLINE公式アカウントを活用して新しい施策に積極的に取り組んでいきたいです。

 また、アンケートなどお客様の解像度を上げる施策も引き続き進めていきます。限られた予算の中で広告配信や企画を実施していくわけですから、闇雲に施策を打つのではなく、費用対効果を常に意識しながら運用することが重要です。そのためにも「誰に、どんな情報を、どのタイミングで届けるのか」を考え抜き、効果的なマーケティング施策を実行していきたいと考えています。

 特に若年層へのアプローチは、当社にとって今後のカギになると思います。将来の顧客基盤を作る意味でも、継続的にアプローチを行ってまいります。

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この記事の著者

太田 祐一(オオタ ユウイチ)

 日本大学芸術学部放送学科を中退後、脚本家を目指すも挫折。その後、住宅関係、金属関係の業界紙での新聞記者を経て、コロナ禍の2020年にフリーライターとして独立。現在は、IT関係を中心に様々な媒体で取材・記事執筆活動を行っています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:LINEヤフー株式会社

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2025/07/23 10:00 https://markezine.jp/article/detail/49318

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