2025年6月13日、バイドゥが提供するきせかえ顔文字キーボードアプリ「Simeji」は、「2025年上半期トレンドランキング」を発表した。同ランキングは、全国の15~28歳のSimejiユーザー1,653名にアンケート調査を実施し、集計・ランキング化したもの。
2025年前半の特徴として、ショート動画由来の“音源バズ”や、SNS発のミーム、クリエイター起点の話題がリアルにも浸透し、友人同士の共有や真似の動きが強く見られた。また、自己表現文化や推し活の盛り上がりが、トレンドの形成に大きく影響を与えている。
バズった俳優ランキング1位は、松田元太
バズった俳優ランキングでは、男性アイドル出身俳優が上位を占めた。第1位には「Travis Japan」の松田元太、第2位には「Snow Man」の目黒蓮、第3位には「M!LK」の佐野勇斗がランクイン。音楽やバラエティ、SNSなど多方面での活躍も支持を集める要因となっている。特に推し活文化との親和性や、ドラマ出演・SNSでの盛り上がりが人気に直結している。

アーティスト部門では、ショート動画発の音源がヒットの火種に。「AiScReam」の『愛♡スクリ~ム!』、M!LKの『イイじゃん』、そしてMrs. GREEN APPLEの『クスシキ』など、TikTokやYouTubeショートを中心に楽曲が拡散され、学校やイベントでも使用される現象が起きている。ダンス映えや「真似したくなる」振付がトレンド感の強い特徴として現れている。

インフルエンサーでは、ショート動画クリエイターのブルーシー、3姉妹YouTuberの「ろこまこあこ」、犬系彼女キャラでSNSを賑わせた「ののち」などが上位に。YouTubeやTikTokなどでのわかりやすいネタやテンポの良い編集が若年層に支持されている。

「バズったコト・モノ」部門1位は「愛♡スクリ~ム!」2位「西山ダディダディ」
トレンドとなった「バズったコト・モノ」部門では、SNS発のミームやキャッチーなネタがリアルに浸透。「愛♡スクリ~ム!」や「西山ダディダディ」など、踊ったり真似したりしやすい楽曲やネタが、学校のイベントや日常会話でも流行した。

また、「ミャクミャク」(大阪・関西万博公式キャラクター)や「名探偵コナン」などの時事性高い話題もランクインし、ネットとリアルの垣根を越えた情報拡散が顕著だ。
さらに、流行語ランキングでは「エッホエッホ」や「今日ビジュいいじゃん」、「〇〇キャンセル界隈」など、SNS発信の言葉遊びが実生活に取り入れられている。界隈遊びや構文遊びなど、ネット文化特有の楽しみ方が学校や日常会話へと広がっていた。

注目を集めたニュースとZ世代の反応
Z世代に影響を与えたニュースとしては、「嵐」の活動終了発表(2026年ラストツアー開催予定)が最も強い印象を残した。

2位には大阪・関西万博の開幕、3位には『名探偵コナン』劇場版のシリーズ最速での興行収入100億円突破がランクイン。さらに、Nintendo Switch 2の発売や、Snow Manの初のスタジアム公演、timeleszの新体制なども話題となった。これらのニュースはSNSや友人間での会話でも多く共有されたという。
超変換ランキング
Z世代の間で“入力のひと工夫”として浸透中の Simeji「超変換」は、よく使うフレーズや推し活用語、顔文字などをワンタップで簡単に呼び出せる機能だ。良く使われた超変換は、「えっほえっほ」などのトレンドワード変換に加え、アーティスト名や楽曲名といった通常の変換では入力しづらいもの、さらに SNS映えや感情表現に活用される絵文字の並びがランクインした。

【調査概要】
調査名:Z世代が選ぶ!!「2025年上半期トレンドランキング」
対象条件:全国のZ世代(15~28歳)
調査期間:2025年5月30日〜2025年6月4日
調査方法:Simejiユーザー・インターネットを利用したアンケート
回答数:1万1,079名(うちZ世代:5,390名)
調査有効回答数:1,653名
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