ソーシャル&セールスプロモーションサービスを展開するエクスクリエは、「Z世代・Y世代の比較~収入/決済手段/ポイントサービス利用/広告に対する印象~」に関する調査結果を発表した。
同調査は全国の15~49歳男女1,578人を対象としたWebアンケートで、今回の結果は、Z世代(15~30歳)813名とY世代(31~45歳)582名の比較したものだ。
Z世代は「推し活」、Y世代は「投資」への支出が顕著
自由に使えるお金の使い道として、Z世代は「推し活(グッズやイベント)」25.9%と、Y世代(16.2%)を9.7ポイント上回った。Z世代では、好きなものにお金を惜しまないという姿勢があり、推し活が消費行動を大きくけん引していると同社は考えている。
一方でY世代は、「投資(株式、投資信託、暗号資産など)」を選ぶ人が19.1%と、Z世代(8.8%)を10.3ポイント上回った。Y世代では資産形成や将来への備えを重視する傾向が強いとわかった。

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広告印象にも世代差
次に、各広告媒体に対して、良い印象があるかという質問。良い印象を抱いている広告は両世代ともに1位がテレビCM、2位は電車内駅広告、3位は、屋外広告(壁面・看板等)だった。大きな差があったのは、「インフルエンサーによるプロモーション投稿」。良い印象を持つZ世代は31.5%、Y世代は18.7%と12.8ポイントの差が確認できた。

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加えて、Z世代は「SNSなどで話題になっていて、タイムリーだと感じたとき」に広告に対して良い印象を持ち、トレンド性と話題性を重視する傾向もみられた。この項目でもZ世代がY世代より6.4ポイント高かった。Z世代のSNSを中心とした情報接触を反映していると考えられる。

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同調査では上記以外にも、「1ヵ月に自由に使える金額」「利用中のバーコード決済」「貯めたポイントの使い道」「最近見た広告で、印象に残っているもの」など、アンケート回答を得ている。
【調査概要】
「Z世代・Y世代の比較~収入/決済手段/ポイントサービス利用/広告に対する印象~」に関するWebアンケート
調査期間:2025年5月7日
調査方法:クロス・マーケティングのQiQUMOを利用したインターネット調査
調査対象:全国の15~49歳男女 1,578人
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