ハッシュタグ禁止の今、企業のSNS活用はどう変わる?
「SNSで話題」の起点は、「著名人からのお墨付き」と「それに賛同する複数の声がエンゲージメントを獲得すること」だとわかりました。では、企業がこれを活用するにはどうすれば良いのでしょうか。重要なことは、プラットフォームの特性を理解することです。

ソーシャルメディアを活用する際のレギュレーションは日々変化していくものなので、環境に合わせたチューニングを意識することも大事です。2025年上期の変化としては Xの広告投稿でハッシュタグの使用ができなくなりました。
ハッシュタグの代用として、絵文字を使用するやり方や、【】でキーワードを囲むなどの方法を採る企業事例も見受けられます。しかし、本来のハッシュタグ禁止の意図を考えると、より「広告らしさ」を減らした、オーガニックな投稿が求められているのではないでしょうか。具体的には、以下のようなチューニング方法も見受けられました。
- 投稿文は1〜2行に抑える。
- 正方形や縦長の画像を活用し、「パッと見てわかりやすい」投稿にする。
- 画像内に具体的な商品名を入れる。
これらは、今回調査した「話題化の起点となる投稿」にも共通しています。今後、企業はユーザーが日常的に目にする「リアルなクチコミ」に限りなく近い、「ユーザーライクな投稿」を意識していく必要があるのではないでしょうか。
続いて、こうした傾向が見られる理由をユーザーインサイトから深掘りしていきます。