ワンメッセージ、ワンマーケット、ワンアウトカムの法則
コピーライティングの世界には「ワンメッセージ、ワンマーケット、ワンアウトカムの法則」というのがあります。これは、1つのメッセージを1つのマーケットに対して伝え、そして1つの出口しか用意しない、という意味です。
「ワンメッセージ」とは、例えば賃貸マンションなら「賃貸マンションを借りよう、申し込んでくれ」という以外のメッセージは入れない、という意味です。人間はいくつもの事柄を同時に理解することができません。またマンションの話の中に「アパート」とあるだけで、もう関係がないと思って離脱してしまう人もいます。ランディングページのメッセージを決めたら、それ以外の要素を入れないようにしましょう。
「ワンマーケット」とは、一つの市場のこと。この場合はスポンサードサーチで集客したターゲットです。スポンサードサーチでは、キーワードを設定することにより、そのキーワードに興味があるユーザだけを集めることができます。ランディングさせるユーザを限定する事でターゲットを明確にし、そのターゲットだけを意識した文章・内容でページを作成しましょう。限定することで数は減ったように思えますが、メッセージがしっかりと響く事の方が大切です。
「ワンアウトカム」は、オトシドコロの意味で使うことが多いですが、ここでは、ページの出口をイメージしてください。例えば問合せボタンです。一般のウェブサイトはさまざまなターゲットを意識して作成されるため、多くのコンテンツが存在し、別のページへの移動も簡単です。そうなると、ターゲットとコンテンツのミスマッチが発生し、さらにはこちらが意図したものとは異なるページに移動してしまう確率も高くなります。当然、コンバージョン率は格段に下がります。しかし、ページが1ページでできており、さらに、出口には問合せしか用意されてないとなると、訪問後の移動は、離脱か問合せページのどちらかになります。
これらを先程の例に当てはめると、次の図のような方針が見えてきます。