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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2026 Spring

MarkeZine Day 2025 Autumn

BtoBマーケは顧客理解=業務理解。作って終わりにしない、Sansanのペルソナフレームワーク活用法

 Sansanのマーケティング部では、独自のペルソナフレームワークによって担当者同士の共通認識を醸成し、アウトプットを標準化しているという。2025年9月に開催されたMarkeZine Day 2025 Autumnでは、同社のマーケティング部を牽引する福永和洋氏が登壇。価値訴求のための独自のペルソナフレームワークやコンテンツを作るステップ、さらには「作って終わり」にしないフレームワークの継続的な活用法まで、同社の取り組みを語った。

BtoBマーケの顧客理解は「業務理解」

 BtoBマーケティングの難しさは、複数の購買検討者が関与することにある。担当者から決裁者まで、立場の異なる人たちにサービスを訴求しなければならないのだ。

 加えて、業界と業種の掛け合わせが顧客のニーズを多様化させている。たとえば同じ営業部門でも、金融業と製造業では、求められる機能や役割に大きな違いがある。このような背景から、ビジネスデータベース「Sansan」をはじめとしたソリューションを展開するSansanでマーケティングを推進する福永氏は、次のように語る。

 「企業のニーズは千差万別で、単に機能を訴求するだけのマーケティングでは響かなくなっています。こうした中で重要になるのが、提供価値の言語化です。自社の提供できる価値を適切に言語化して伝えないと、顧客にサービスを理解してもらえず、購買にもつながりません」(福永氏)

Sansan株式会社 Sansan事業部 マーケティング部 部長 福永和洋氏
Sansan株式会社 Sansan事業部 マーケティング部 部長 福永和洋氏

 この言語化に必要なのが「顧客理解」である。顧客理解と聞くと、一般的には個人の属性やライフスタイルといった“人物像の把握”を思い浮かべるかもしれない。しかし、BtoBマーケティングにおいては、顧客の「業務理解」が重要だと福永氏。BtoBマーケティングは企業が主体となるため、「顧客理解も単なる人物理解ではなく、企業の業務内容や課題を正確に把握することが重要」と語った。

機能や価格ではなく「価値」を訴求する

 福永氏は“包丁”のマーケティングを例に、顧客理解の重要性を説明した。たとえば、包丁というプロダクトを起点に考えると、「切れ味が鋭い」「食材を星型に切れる」「柄が持ちやすい」といった機能訴求になりやすい。しかし、このアプローチには大きな落とし穴がある。

 「競合他社も同様の機能を開発できるので、機能訴求だけでは差別化が難しいといえます。また同じような機能のプロダクトが並ぶと、顧客は値段で比較します。そのため、次は価格を下げたり別の機能を追加したりと、終わりのない競争に陥るのです」(福永氏)

 こうした状況を避けるには、機能や価格ではなく「価値」を訴求することが重要である。たとえば「調理時間が短くなる」「食卓で過ごす時間がより充実する」といった、包丁によって提供できる価値を伝えるのだ。

 価値を訴求するためには、まず顧客の業務内容や課題、実現したいミッションを理解する必要がある。その上で提供価値を伝えることが、マーケティング活動において欠かせないと福永氏は述べた。

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独自のペルソナフレームワーク「前田フレーム」とは?

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この記事の著者

尾倉 直弥(オグラ ナオヤ)

SaaS企業のマーケター。専門はBtoBマーケティング。複数メディアでライターとしても活動中。https://x.com/ogurin91

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2026/01/16 07:30 https://markezine.jp/article/detail/49856

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