接客AIエージェント「Omakase.ai」が実現する世界
従来型チャットボットの課題を乗り越えるソリューションが、接客AIエージェントの「Omakase.ai」だ。「Omakase.ai」なら、接客力を備えたAIを様々なギミックで登場させ、能動的な接客機会を創出していくことができる。
自動応答プログラムではなく、企業やブランドの代表としてAIが直接お客様と対話するまったく新しい体験は、プロダクト評価サイトでも高評価。既に世界中で15,000体以上の接客AIエージェントが生成されている。渡邊氏はデモ画面を投影しながら解説した。
「たとえば、ランディングページの料金パートまでスクロールすると、『実際の費用、私が算出いたします!』とメッセージが表示されるようになっています。これが『Omakase.ai』における積極接客の一例です。そのままチャットに移行すれば、エージェントとの会話がスタートします」(渡邊氏)

「エージェントとの会話は自由発話。シミュレーションの際も、ざっくりした文面で条件を伝えるだけで参考値が算出されます。また、シミュレーション後には問い合わせ先や営業の電話番号を表示し、興味をもったユーザーがすぐにネクストアクションを起こせるように設計しています」(渡邊氏)
優秀な営業マンのように、スムーズにシミュレーションや案内をこなしていく「Omakase.ai」は、従来のチャットボットとは明らかに一線を画すものだ。接客AIエージェントは単なる問い合わせ対応を超え、オンライン上での購買体験そのものを大きく変える存在となるだろう。
AIにブランドパーソナリティを宿すには?
「これからのAIは“性能”ではなく“性格”の時代になる」と語る渡邊氏。とはいえ、ブランドパーソナリティをAIに宿すにはどうしたらいいのか、具体的にイメージがつかない場合も多いだろう。それをどんな企業でも簡単に実装できるようにしたのが、「Omakase.ai」の管理画面だ。
「AIエージェント性格設定」「ナレッジベース」「カスタムルール」という3つのパーソナリティ設定および、接客タイミングを決める「ウィジェット設定」という、計4つの要素によって「Omakase.ai」の接客体験は形づくられている。

「AIエージェント性格設定」では、前提となる「役割」「ターゲット」に加え、「接客態度」も自由に設定することができる。たとえば、「丁寧なコンシェルジュ風に」「明るい関西人風で」といったオーダーも可能だ。ブランドらしさや世界観をエージェントの人格に落とし込むことで、より人間味のある対話が生まれていく。
「ナレッジベース」は、いわばエージェントの「頭脳」にあたる部分。FAQや製品情報といった基礎知識を読み込ませるのはもちろんのこと、実際の接客も録音・文字起こしすることとで学習可能だ。優秀な営業マンやカリスマ接客員ならではのテクニックやナレッジを学ばせれば、再現性の高いアウトプットが期待できるだろう。
「カスタムルール」は、「思考回路」や「思考のクセ」を設定するもの。どんな風に、どんな順番で考えるのかを定義する。たとえば、ユーザーの悩みに対してすぐに商品を紹介するのは、紋切り型でぬくもりを感じない回答になるだろう。カスタムルールで「最低3回は質問してから提案する」といった接客フローをルール化すれば、ユーザーのニーズを掘り下げた上での的確なコミュニケーションが実現できる。
最後に、「ウィジェット設定」ではAIエージェントの配置などを設定可能。位置のみならず、常時表示させる/させない、ページ流入後に自動オープンとする、離脱前にオープンさせてユーザーを引き留めるなど、設定は多彩。企業ごとのマーケティング課題に応じて、配置やタイミングを自由に試行錯誤することができる。