SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

新着記事一覧を見る

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

グローバルの風向き、トレンドを知る。海外カンファレンスレポート

CES2026参加者の「必須確認項目」――出張準備の前に読んでおきたいCES攻略のポイント

 2026年1月6日から、世界最大のテクノロジーの祭典「CES」が開催されます。読者の中にも、視察や出展で現地へ出張する人がいるでしょう。本稿では、CESを完全攻略しているデジタルマイスの菊地伸行さんに、CES出張の注意点やポイントを解説いただきます。

CESに行く前の「必須確認項目」をお伝えします

 例年1月初旬に開催される、世界最大規模のテック見本市「CES(シー・イー・エス)」(ラスベガス)が近づいてきました。「セス」と呼ぶ方も多いですが、公式な呼称は「シー・イー・エス」です。

 さて、海外出張の際、空港での入国審査で税関の方によく聞かれる質問があります。

 「What’s the purpose of your visit?(今回の訪問の目的は何ですか?)」

 CESに出張される皆さんにとって、今回の訪問の目的は何でしょうか?

 筆者はCESには過去数回の出張と視察経験がありますが、日本から視察の傾向を見ると、出張者にとっては「視察」「研修」、出展社にとっては、「新規開拓」「事業提携先との交渉」「テストマーケティング」が主な目的だったのではないかと思います。

 しかし、現地の会場の雰囲気は熱気に溢れ、ガチの「交渉の場」となっています。日本からの参加者は年始の気分が抜け切れていない一方で、各国から出展してくる企業は1月2日からトップギアに入っており、トップセールスを展開してきます(実際、自社のブースに立ち寄ってくださいという告知PRが、1月2日からメールやSNSでどんどん流れてきます)。

CES2025初日の様子(CES公式写真より)
CES2025初日の様子(CES公式写真より)

 この記事を読まれた方には、ぜひ「学ぶだけの視察」ではなく、「マネタイズを目的とした出張」を意識していただきたい――ということで、今回のコラムは、CES出張・出展にあたり、現地でより多くの交渉・商談・訪問をできるよう11~12月に準備をしっかり行いましょう!という趣旨の内容となっています。

~CESは実務として成果を持ち帰る場~

・CESは会社の代表として、学びやヒントを持ち帰り、次の一歩につなげる場である

・次の事業、次の顧客、次の市場のために、会社を代表して参加するために行く場である

・自身の業務に役立つ「具体的なテーマ」「異業種との出合いから得られるヒント」「新たな提携の可能性」など、視察の視点を明確にしておくべきである

次のページ
CESは「事前準備(予習)」が50%!

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • note
グローバルの風向き、トレンドを知る。海外カンファレンスレポート連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

菊地 伸行(キクチ ノブユキ)

株式会社デジタルマイス 代表取締役社長

日本経済新聞社入社後、アメリカ西海岸に駐在。帰国後、日経電子版、デジタル、グローバル、メディアビジネスの業務を担当。現在は株式会社デジタルマイス代表取締役社長として、広報・宣伝のデジタルでの情報発信の支援を行う一方、コラム執筆や講演活動を行う。CESに関しては出張前の準備のための講演「CES2026~2025年12月までにできること~」や視察レポート等マーケティング支援を...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2025/11/13 08:00 https://markezine.jp/article/detail/50127

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング