大塚製薬事例:没入度の高い広告で完全聴取率は90%以上を記録
3DオーディオやASMR、スクリプトの工夫など、音声ならではのテクニックを活用して最も没入感のある体験を実現したキャンペーンを表彰する部門であるEar Candy部門を受賞したのは、大塚製薬の『サラウンドコマーシャル「円陣」&「円陣(部活)」』。没入型の音声広告である「サラウンドコマーシャル」に挑戦し、60秒の完全聴取率は92.1%、メインターゲットの15〜17歳のCTRは平均値の2倍を記録した。
同作品に携わった大塚製薬チーム(広告会社の電通/電通デジタル、制作会社のビッグフェイス/ステップ/音響ハウスを含む)に、今回受賞した取り組みの背景・詳細・結果について語ってもらった。
テレビCMでは届かない若年層へのリーチにSpotify広告を活用
━━取り組みの背景を教えてください。
テレビCMなどの他メディアでは届きにくい層、特に若年層へのアプローチを目的に、Spotify広告を活用しました。サラウンドコマーシャルという新たな手法に挑戦し、ブランド好意度の向上を目指しました。
真剣に何かに挑戦する人を応援し続けるポカリスエットとして、高校生の汗にはポカリスエットを、オフィスシーンではポカリスエット イオンウォーターを訴求しています。
立体的な音響体験でブランドメッセージを深く届ける
━━今回受賞した取り組みの内容を教えてください。
「サラウンドコマーシャル」という没入型の音声広告にチャレンジしました。
まるで部活の円陣の中に入っているかのような臨場感を体験できる内容で、聞く人の気持ちを鼓舞する構成としました。利用者の約8割がイヤホンやヘッドホンを使用しているSpotifyだからこそ実現できた、360度から声が聞こえるような立体的な音響体験を通じて、ブランドの世界観とメッセージをより深く届けることを目指しました。
立体感がもっとも出る音声を試行錯誤で実現
━━今回受賞した取り組みを成功に導くために工夫した点はありますか。
事前収録を行い、演者の人数や立ち位置、声の方向などを何度も試行錯誤しながら、より高い没入感を追求しました。声の違いを際立たせるためにキャストを入れ替え、セリフも再検討。声の距離感や強弱を細かくコントロールし、最適なバランスになるよう調整を重ねました。
その結果、360度あらゆる方向から声が聞こえ、まるで円陣の真ん中にいるような立体的なサウンド体験を実現しました。
60秒の完全聴取率は90%以上を記録
━━得られた成果を教えてください。
60秒の完全聴取率は92.1%と、長尺にもかかわらず多くの方に最後まで体験を楽しんでいただくことができました。また、メインターゲットである高校生(15〜17歳)のCTRは平均値の約2倍という高い成果を記録しました。
没入感の高い音声体験が、ターゲット層への強い訴求につながりました。
各受賞作品への審査員の評価と広告音声はこちらの記事をチェック

