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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2026 Spring

AI×マーケティング「投資」の羅針盤~不確実な時代に適切な意思決定を行うために~

なぜ自社はAI経由でCVを獲得できないのか?AEO(AI検索最適化)を成功させる、最短ルートの描き方

理想的な「自社の推奨のされ方」とは

 AIにおける自社や自社商品・サービスの「推奨のされ方」の理想像は、ブランディングやマーケティング戦略と密接に関係します。

  • どのターゲットが
  • どの競合群と比較し
  • どの競合優位性を理由に自社ブランドを選ぶのか

 この構造が明確でなければ、理想的な推奨状況を描くことはできません。

例:転職エージェントにおける自社ブランド選定の構造イメージ
転職エージェントにおいて、自社ブランド選定の構造イメージを整理した例。ブランドの方向性やマーケティング戦略によって「どのようにAIに推奨されたいか」が決まってくる

 最終的には、以下の3階層の項目をそれぞれ整理できる状態を目指すと良いでしょう。

  • 想定ペルソナ
  • 狙うプロンプトと文脈
  • 理想的な推奨状況

  ・推奨順位
  ・推奨内容

    -言わせたいこと
    -言わせたくないこと

そのプロンプトで推奨されない理由は何か?

 ここまで整理できたら、いよいよ実行フェーズです。ただし、AEOは施策範囲が非常に広いため、戦略なしで進めると「手は動いているが結果が出ない」という最悪の状態に陥りかねません。

 そこでSpeeeでは、「AI Visibility Score(以下、AVS)」という、企業の製品・サービスが「AI経由でCVが発生しやすい構造」をどの程度完成させているかを定量的に評価する指標を開発しました。一言でいうと、「なぜ今、このキーワードで推奨されていないのか」「このキーワードでAI経由のCVが生まれていないのか」を可視化する指標です。

 本記事では、この指標を用いて推奨順位の改善に取り組む例を紹介します。

AVSによる可視化と改善

 2025年夏頃に当社ブランドが「AEOコンサル おすすめ(例:AEOコンサルのおすすめ企業を教えて)」といったプロンプトで、推奨順位が低く、内容も十分でなかった時期のAVSを見てみましょう。

クリックして拡大

 この分析をもとに、以下の改善施策を進めた結果、現在では推奨順位も大きく改善しています。

  • 第三者サイトへの記事掲載
  • YouTubeチャンネルの強化
  • 特定アフィリエイトサイト内での順位向上
  • オウンドメディアの発信内容の改善

 実はこの記事も、読者の皆さんに役立つ知見や情報といった価値を提供するだけでなく、AIからの当社の推奨強化にもつながる施策の一部という位置づけになるのです。

次のページ
「AIレコメンデーションファネル」とは?AVSの考え方

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AI×マーケティング「投資」の羅針盤~不確実な時代に適切な意思決定を行うために~連載記事一覧
この記事の著者

藤井 慧里(フジイ エリ)

 飲食業界での企画・コンサルティング職を経て2014年Speeeに参画。デジタルマーケティング領域においてクライアント支援に従事し、事業成長実現の実績多数。その後コンサルティング組織のサービス品質管理責任者として、変革推進・人材育成に従事。2020年よりセールス&マーケティング部の部長として、自社のマーケティングDXとセールスイネーブルメントに着手。無形商材販売という属人的になりがちな領域におけるイネーブルメントメソッドを開発し、着任から2年で歴代最高売上記録の更新...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2026/03/30 08:00 https://markezine.jp/article/detail/50364

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