資生堂は7月に、首都圏・京阪神に在住の25~34歳の有職女性514名を対象に「女性の肌意識調査」を実施。この結果、80.9%が「肌のコンディションは生活などの様々な要因で左右されやすい」と感じており、肌の自己評価(自己採点)は、最高点である日曜日の73.8点から週末に向かって次第に低下し、金曜日には61.0点に下降していることがわかった。有職女性の多くは、仕事の疲れやストレスが平日の間に次第に溜まって、金曜日に肌のコンディションが最も低下すると感じている。
女性たちの生活背景を見ると、平日の仕事時間の平均は8.8時間で、4人に1人は10時間以上働いている。一方、睡眠時間の平均は、平日が6.1時間、休日は8.3時間。平日の就寝時間は24時以降が77.8%、起床時間は6時以前が53.1%となっており、76.9%が「睡眠不足」を感じている。
また、93.0%の人が「普段の生活の中でイライラやストレスを感じている」と答え、70.7%が「以前に比べ、ちょっとしたストレスや生活環境の影響で、肌に不調があらわれやすくなった気がする」と回答し、生活要因による肌不調が近年増加していることをうかがわせる。また、82.2%が「生活環境の変化やストレスに左右されず、ベストコンディションが続く安定した肌になりたい」と望んでいるにも関わらず、「不規則な睡眠、食生活などの習慣をなかなか改善することが出来ない」「多忙なときはスキンケアを手抜きしてしまいがち」と答える人が50%を超えている。
また、同社の経年調査によると、自分の肌を「敏感肌である」「やや敏感肌である」と感じている女性が年々増加しており、1995年では4割程度だったのが、2001年以降は7割以上の人が自分を敏感肌であると感じている。
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