携帯電話であって携帯電話でないiPhoneの魅力とは?

小山 いまやAppleといったらiPodみたいな印象がありますね。iPhoneとはいわなくてもiPodなら、Mac芸人たるや、もちろんその辺はおさえてますよね?
木本 もちろん、出てすぐに買いましたよ。4つボタンのある第三世代を、いまだに持ち歩いてますから~。はじめ見せびらかしてたんですけど、どんどん新しくてすごいのが出るじゃないですか。そろそろiPod touchに買い替えたいなあと思って、数日前に予約したんですよ。
小山 あれれ、iPhoneっていう選択肢はないの?
木本 うーん、携帯電話はもう持っているし。もちろん、男の好きな「未来感たっぷり」には十分そそられてるんですよ。携帯電話に何かがついているのではなくて、いろんなものが1つになったところに携帯電話もついている、まさに「未来のツール」でしょう。「電話するために持っているわけじゃないんだ」って感じがかっこいい。でも現実には、持っている携帯電話はまだ動くし、って思っちゃうんですよね。

小山 たぶん、携帯電話って思うと違和感があるかもね。僕自身、電話以上に電話以外のものを使うから、よく使うボタンのところに「電話」がなくなっちゃったし(左側の画面キャプチャ参照)。
木本 ほんまや~! ちなみに小山さん、携帯電話はiPhoneだけですか? いや、勇気あるなあ(笑)。確かに僕の周りのiPhoneユーザーも、文句言いながらも絶対やめないし、かわいくて仕方がないみたいな言い方しますね。なんでなんでしょう。
小山 携帯電話でもないし、パソコンでもない。たった1つのツールだからじゃないですかねえ。っていうとあまりに抽象的かな。僕の場合、メールもネットも、スケジュール管理もパソコンでしていたのが、iPhoneを使うようになってから開く頻度が少なくなったんですよ。机にいなくても、十分仕事ができるようになった。さらに携帯電話とつながっているから、メールを送って来た人にもすぐに電話で返事ができる。パソコンだと、メールが来たら、電話で電話番号を調べてかけますよね。それが案外手間なんですよ。
木本 確かにパソコンの代わりと思えば、立ち上がりも速いし、軽いからどこででも作業できて便利ですね。それに、適当に触っているうちにわかってしまうというインターフェースの使いやすさは、まさにMacっぽい。文字の打ち方は独特ですけど、これも慣れると速いだろうなあ。画面が大きいから写真も撮りやすいし、タッチパネルのスクロールが軽くて撮った写真も見やすい。小山さんが「たった1つのツール」という意味がわかる気がするな。