SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

新着記事一覧を見る

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第107号(2024年11月号)
特集「進むAI活用、その影響とは?」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

ネットマーケティング実践ノウハウ

英・米・中…海外の動向は?
バイラルマーケティング最新事情

 今回は、海外のバイラルプロモーション事情について紹介する。日本のバイラルプロモーションは、海外を手本にしながら発展してきた。現在、バイラルプロモーションは世界各国で行われているが、それぞれの事情、温度感はさまざまである。そこで、代表的な国として、イギリス、アメリカ、中国の3か国を取り上げ、それぞれの傾向を紹介していく。【連載バックナンバー】

海外の手法に見習う

 海外のバイラルプロモーションを直接手がけるケースはまだまだ少ないかもしれないが、インターネットを使ったマーケティングの場合、海外の事例を日本流に置き換えて、展開する場合が多い。今後の日本のバイラルプロモーションの方向性を占う意味でも、多少なりとも参考にして頂ければ幸いである。

テレビからネットへのシフトが加速~イギリス

 イギリスは世界有数のネット広告先進国である。International Herald Tribuneの報じるところによると、2008年はネット広告の予算が、テレビ広告の予算を上回る見込みとなっている。同誌はまた「ネット広告の成長の主な牽引役は検索連動広告だが、テレビからネットへのシフトには動画広告が貢献している」と述べており、動画広告が好調なことがうかがえる。

 イギリスはバイラルCM発祥の地であり、日本に比べてもその浸透度は高い。バイラルCM専門の広告会社も多数存在しており、日本にも進出している。例えば日本でも人気のバイラル広告ランキングサービス「VIRALCHART」はイギリスのザ・バイラル・チャート社が運営するサービスである。

 最近話題となったイギリス発のバイラルCMの筆頭には、英キャドバリー社のチョコレート「キャドバリーデイリーミルク」のゴリラのムービーがある。

キャドバリーデイリーミルクのゴリラムービー

 このムービーはゴリラのドラマーが恍惚の表情でドラムを演奏するというもので、テレビとネットの両方で放映され、特にネット上で大きなバイラルを巻き起こした。オリジナルだけにはとどまらず、ファンにより作成されたさまざまなリミックスバージョンがYouTube等に投稿され、バイラルは更に勢いを増していった。

 日本のバイラルCMは現状それほど盛り上がっているとは言い難いが、中長期的に見て有望な分野であることは間違いないので、ぜひその動向に注目して欲しい。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
新しいプラットフォームの登場でバイラル新時代に~アメリカ

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
ネットマーケティング実践ノウハウ連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

鈴木・J・修一(スズキ・J・シュウイチ)

株式会社クロスワープ インターネットマーケティング事業部エンジニア。

1981年東京生まれ。 2006年より現職。バイラルプロモーションASP「CROSSMARC」の開発に従事し、大手企業を中心に数多くのバイラルプロモーションで導...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2008/12/23 11:00 https://markezine.jp/article/detail/6121

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング