たかが色、されど色
ECなどは、商品写真の良し悪しのみでも売り上げが数倍変わる。これは私が直接担当させていただいた、多くのクライアント様でも数多く見受けられる事例である。
このように、色についても「我々は優秀なデザイナーがいるから」と任せきりではなく、戦略・戦術の意図を説明した上で、一丸となって取り組むべきであろう。
例えば、ECサイトで色の彩度を少し変えただけで、対象となる年齢層のアクション効果が上がった例や、金融系のサイトでそのサイト内の配色をオレンジ色から水色に変えただけでコンバージョンが5倍も上がった例など身をもって体験している。たかが色と侮ることなく、根拠をもってその色を決定していただければ幸いである。
問題です。どのボタンを選びますか?
下記サンプルWebサイトの写真の横に「注目商品はコチラ」のボタンがあるが、この「注目商品はコチラ」ボタンを際立たせたい。誘目性を念頭において灰色の部分に何色を配置すべきか考えていただきたい。繰り返しになるが、誘目性とは複数の色がある中で、どれほど目を引くか(注目されるか)といった効果の高さを表す。背景によって誘目性の高い色は異なる。

下記より「注目商品はコチラ」ボタンに配置する適切な色を選択してください




今回の問題は割と簡単なのではないだろうか? 回答、解説は次回連載にて。お楽しみに!