トップページを評価するYahoo! / 末端ページを評価するGoogle
この事はあまり広くは知られていませんが、なんとなく実感している検索ユーザーも多いのではないでしょうか?
Googleで検索すると、トップページではなく、妙に階層の深いページばかりが引っかかる事が多々あります。これはGoogleが、より具体的な情報に最短ルートでアクセス出来るようなアルゴリズムを採用しているためです。逆にYahoo!で引っかかるのはトップページばかり。これは、検索上位表示の決め手でもあるYahoo!カテゴリ登録審査が、基本的にサイト単位で行われ、そのトップページがカテゴリ登録対象とされているためです。
国内検索シェア(Yahoo! 50%、Google 40%)の状況を見る限りでは、その仕組みは吉と出ているようで、実際に日本人はトップページ検索を好む傾向にあるようです。まず門構えを見て、情報の信頼性を測るのでしょう。
検索結果URLの階層の深さをリサーチしてみましたが、実際に、Yahoo!とGoogleでは正反対の結果が見られました。Yahoo!は上位ほどURLの階層が浅く、Googleは上位ほど深いのです。


これについて結論を述べるとすれば、こうなります。
トップページはYahoo!向けのSEO対策をし、末端ページはGoogle向けのSEO対策をする!
これが、それぞれのアルゴリズムに抗わない、効率的なSEO施策と言えるでしょう。
この記事は、(株)スプール社の「SEO対策リサーチ」よりの転載記事です。