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メールマーケティング導入前に検討しておくべきポイント【メールマーケティング基礎】


コンテンツ制作費

 受信した人にメールを読んでもらうためには、コンテンツ内容の充実は欠かせません。コンテンツを社外のライターに依頼する場合には、その分のコストを考慮する必要があります。また、配信形式も、テキスト以外にHTMLメールで配信する場合は、画像の加工やデザイン性も考慮する必要があるので、ウェブデザイナーのコストも考慮しなくてはなりません。

 なお、メール配信ASPがオプションサービスとしてメール制作を請け負っている場合もあり、1回の制作で5~10万程度が目安です(テキスト/HTML、ライターの有無、コンテンツ量などによって料金が異なります)。

運用人員の確保

 メール配信を行うには、データベースからメール配信対象データの抽出や、コンテンツのセットアップ、配信テスト確認などの手間がかかります。配信するセグメント数や、配信する頻度が高い場合は、運用の人員を確保する必要があるでしょう。また、メールからの問合せ対応も、対応のスピードや対応の仕方によって顧客とのロイヤリティに大きな影響を与えます。よって、社内のカスタマーサポートと連携を図るか、問合せの担当者を決める必要があります。

トータルアウトソースという選択

 顧客データの分析から、メール配信のシナリオ設計、コンテンツ作成、メール配信までメールマーケティングに関する全てをアウトソースするという選択肢もあります。これは顧客データの数がBtoCで3万件、BtoBで1万件以上ある大規模な案件が対象です。料金の目安は数ヶ月のプロジェクト単位で数百万円~となります。

 また、顧客情報管理の観点から、顧客情報を外部業者に預けて運用してもらうのが不安な場合は、専任者を自社に派遣してくれるサービスもあります。こちらに関しては別途見積もりが必要です。

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この記事の著者

大山 忍(オオヤマ シノブ)

米国大学卒業。外資系企業を経て2000年にネット広告効果測定ツールを提供するベンチャーに創業メンバーとして参画。その後、バリューコマース株式会社と合併し、アフィリエイトシステムの開発企画やマーケティングマネージャーを務める。

2007年1月にオムニチュア株式会社(現Adobe)に参加、コンサルティングサービスを立ち上げる。ビジネスコンサルタントとして米国のベストプラクティスを日本の課題やニーズに合わせて提供、ウェブ解析やガバナンス(データ主導の組織・仕組化)...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2009/01/29 21:54 https://markezine.jp/article/detail/6377

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