LPOの現状 来訪者の2タイプ
Webサイトを工夫し、契約・売上増加を目指す過程では、検索で訪れるユーザ自体を分析しなければなりません。例えば訪問者は大きく下記の2タイプに分けることができます。
- 能動的なユーザ
- 受動的なユーザ
「1.能動的なユーザ」は目的を持ってWebサイトを訪れる人々です。そして目的の商品が見つかるまで積極的にサイトを探し続けます。その過程では、目的とする商品と関係のないサイトは見向きもせず素通りされてしまいます。とてもせっかちですが、検索の目的は非常に具体的で集中力が高いと言えるでしょう。
一方、「2.受動的なユーザ」として代表されるのは、ポータルサイトやニュースサイトを見ることが日課となっている人々です。経済ニュースを発信しているサイトに訪れた時も、特定の事件や注目しているニュースがあるわけではなく、ニュースを見たことで「へぇ、今日は日経平均が大幅に上がったんだぁ」などと情報を得るのです。
受動的なタイプのユーザは総合的な情報を得られるページを望んでおり、滞留型とも呼ばれます。
例に出したように、B5サイズのノートパソコンを探しているユーザが「B5 PCノート」とキーワード検索したら、パソコン販売のトップページにつながるのではなく、ピンポイントでB5のノートパソコンのページにアクセスできないといけないのです。
このように、ユーザのタイプによってLPO対策も変化していくことに注意しましょう。それでは次回の後編では、さらに具体的なLPOのテクニックに迫っていきます。