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現場ノウハウ満載!現役店長に学ぶ「人気ネットショップの作り方」

第4回 ついに達成!年商1億円への道(前編)~「下町の焼酎屋 澤屋総本店」がブレイクするまで~


遠方からのお客様はうれしいものです

ショップでは、商品を売るだけでなく、さまざまな情報を発信していますね。

ええ、いうなれば「食の情報発信基地」といったところでしょうか。特に九州の風土・文化を色濃く反映している「本格焼酎」の蔵元情報・商品情報には力を入れており、酒器や飲み方にまで踏み込んで情報を発信しています。目指すは、九州本格焼酎の「ポータルサイト」といったところですね。

サイトに掲載されている「蔵元探訪」や「気鋭の蔵元たち」といったコーナーは、読み応えありますね。実際に焼酎をつくっている人たちの情熱が伝わってきます。

おかげさまで、お客様から好評をいただいていることが、その売れ行きでよくわかります。「蔵元探訪」のコーナーは、お客様が実際に蔵元を見学している気分を味わえるようにと思ってつくったコンテンツです。商品の知識を深めるだけでなく、「愛着」も持っていただけたらうれしいです。

ショップでは、お米、水、もろみ酢といった、焼酎以外の商品もあつかっていますが、まさに食の情報発信基地といった感じですね。

ええ。よい酒を求めて酒蔵に取材に行くと、必ずと言っていいほど、その酒蔵の紹介で「おいしいもの」や「からだによいもの」に遭遇するんですよ。私たちだけが知っているのはもったいないので、そうした商品も厳選して販売しています。
たとえば、この甘酒です。「国菊甘酒」は防腐剤などの添加物を一切使用していないノンアルコール飲料なので、お子様からお年寄りまで、安心してお楽しみいただけます。
「国菊甘酒」は、2006年9月にTBS「人間!これでいいのだ」で
紹介されて以来、大ブレーク中。
また、ミネラルウォーターの「穂高の水」も人気があります。産地は3,000メートル級の山々が連なる北アルプスで、日本の名水100選に数えられている穂高わさび田の湧き水です。おいしさを保つために非加熱処理をしていますが、原水を3段階のフィルターに通し、濾過し、万全を期してボトリングしています。
「穂高の水」は超軟水のため、水割り、料理、炊飯に使用すると、
食材本来の旨みを引き出す効果がある。

サイトで情報発信するするようになってから、お客様からの反応など、何か変わってきたことはありますか?

店舗と会社の広告宣伝に非常に効果があると思います。特に店舗の方では、これまでなかった遠方からのお客様が増えました。着実に知名度が増していることを実感しています。
またビジネスの手法も、「単純にモノを売る」ことから「付加価値をつけて売る」へと大きく変わりました。ネット通販を成長させていくことによって、店舗のあり方にも大きな影響を与え、ビジネスを軌道修正をすることにつながったと思います。

では、後編で、さらにネットショップ経営の舞台裏についてうかがっていきます。

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この記事の著者

山田 雅彦(ヤマダ マサヒコ)

大学で経営工学を専攻。総合電機メーカー系ソフトハウスに勤務後、フリーのシステムエンジニア、IT系コンサルタントなどを経て、2000年3月に有限会社サーブを設立。 また、買い物情報のクチコミサイト「買物じょうず」の企画・開発・運営のほか、ネットショップ向けのコンサルティングも行う。著書 『60歳からはじめるネットショップ開業&運営術』 山田雅彦 監修、ナツメ社 『顧客がドンドン集まるホームページの作り方』 山田雅彦 著、ソシム 『最新版 これがバカ売れネットショップだ!』 山田雅彦 著、翔泳社

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/02/19 21:36 https://markezine.jp/article/detail/718

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