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有料アクセス解析ツールを使うと、ぶっちゃけいくらかかりますか?

2009/07/21 11:00

 有料アクセス解析ツールを利用する場合、いったいどのくらいのコストがかかるのでしょう? 今回は、選定プロセスを一端横に置いて、アクセス解析にまつわるお金の話をしていきます。アクセス解析ツールを使うのに必要な「TCO(Total Cost of Ownership)」を詳しく見ていきましょう。

ツール代はコストのほんの一部

 さて、この段階でアクセス解析にかかるコストという物のお話をしたいと思います。アクセス解析ツールを使っていくのにかかるコストはツール代だけではありません。ツールの料金はどちらかというとほんの一部です。アクセス解析を使うのに必要な「TCO(Total Cost of Ownership)」を見てみましょう。

 アクセス解析を利用するには主に3種類のコストがかかります。大きく分けて「社内人件費」「社外人件費」「ツール利用料金」です。この3つを更に分解して合計10個の品目に分けてみました。これら10個の品目を、自分たちの会社だったらどれくらいかかるのかを試算してみましょう。

 以下の仮の数字を元にここでも、初年度&次年度のコストを計算してみました(特定のツールベンダーを意識した料金にはなっていません。まぁ大体これくらいかな? という試算なので、会社によって大きく違うこと、ご了承ください)。

前提条件
  • PC20サイト・モバイル10サイト持っている会社 毎年5サイトずつ増加
  • 半年ですべてのサイトにツールを導入する
  • ツール導入タイミングも考慮した年間累計PVは6億PV(月平均5000万PV)
  • PV単価は0.05円/PV
  • PVは前年比1.3倍で増える
  • ツール利用者は100名(約3人/サイト)
  • ベンダーあるいは代理店の人月(8時間×20日)は平均して150万円/月
  • 社内の人月は平均して120万円/月
  • 初期費用は1サイト20万円
  • 実際にデータを出して活用する人達の工数は含まない(他の業務も兼ねている事もあり、アクセス解析運用のコストには含まれないケースが多いため)

社外人件費

導入サポート&コンサル

 導入時に要件をタグ設計に落とし込んでくれたり、見るべき指標のアドバイスをもらったり、問い合わせ対応などを行うのにベンダー側に払うコスト。自前で頑張れば社外人件費としては発生しません。

 4人日/サイト=30万円/サイト

 初年度:900万円 次年度:150万円(毎年5サイト増えた場合)

運用サポート(半専任スタッフ)

 導入前後の問い合わせ対応をしてくれる人。専用の電話番号とメールアドレスも用意。といっても毎日8時間も必要ないので、ベンダーと調整の上、毎日4時間分のサポート業務を行ってもらう。時間があまればマニュアル作成など。

 10人日/月=75万円/月

 初年度:900万円 次年度:900万円

教育コスト(勉強会)

 ツールの使い方や基本的な概念の説明会。毎回平均30人参加、8時間のコース。ここも自社内で対応できるのであれば、社内人件費に回しましょう。

 1回0.05人月(8時間)+テキスト代2万×30人 年に4回開催

 初年度:270万円 次年度:270万円

ビジネスコンサルティング

 アクセス解析を使い出した後に、課題発見の仕方、見るべきレポートの相談など。アクセス解析をより使いこなすために、ベンダーのコンサルタントのアドバイスや知見をもらうのにかかるコスト。

 6人日/サイト=45万円/サイト

 初年度(15サイトのみ利用):675万円 次年度(5サイト利用):225万円

社外人件費合計

 初年度:2,745万円 次年度:1,545万円

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