実際にツールを使ってみよう
この段階まで来ると、候補のツールが1つあるいは2つくらいに絞られていると思います。その段階まできたら、実際にツールを使って評価をしてみるタイミングです。
無料トライアルに関しては、大抵のベンダーであれば対応してくれます。むしろ、対応してくれないようなベンダーは導入の検討から外してもよいくらいです。期間はベンダーによって大きく変わるのですが、最低1か月、できれば3か月くらいの期間を確保しましょう。
最低1か月というのは、データがたまって分析をするには最低1か月分のデータが欲しいことを意味しています。そのデータを元に何か打ち手を行う場合は、効果を見ることも含め3か月くらい使えるのが理想です。
無料トライアルの前に準備すること、そしてトライアル中に検討することは以下のとおりです。
- 時間を確保する
- 評価軸を明確にする
- 導入の手間を評価する
- ツールの使いやすさを評価する
- 実際にレポートを作ってみる
- ツールの重さを見極める
- いろいろな人にテストをしてもらう
- 問い合わせ対応の評価を行う
以降、それぞれ詳しく見ていきます。
トライアルの前に準備すること
時間を確保する
導入工数、そしてそれ以上に、実際に評価する人(これを読んでいる皆さんかもしれません)の工数を確実に確保しましょう。この検証が、どのツールを利用するかという判断をするプロセスにおいて1番大切です。
数か月の業務のうち、半分の時間くらいはここに費やす可能性があります。早めにここは調整しておき、ずるずる伸びないように期限は決めておきましょう(ベンダー側も何度も延長はしてくれないので)。
評価軸を明確にする
「よく使うあるいは今後使う予定のレポートが、いかに確実に素早く取得できるか」を評価の重要な項目としつつ、前述のツールに求める要件とあわせて評価軸を決めておきましょう。ツールがどの機能を持っているのかを見るのではなく、要件を満たせるのかという視点を忘れないようにしましょう。