Q 定量化の難しい情報をどのように共有しているのでしょうか?
当社内の葬儀社別データベースには、過去の対応履歴がすべてのこっており、アンケートや見積書、請求書もすべて連動しています。
ですので、新しく加わったスタッフも過去にどの葬儀社のどの担当者がどういった対応をして、ご喪家様からどんな評価を受けたのかがすぐに把握出来るようになっています。このデータベースが本当に意味のあるツールになるよう、スタッフは日々、些細なことでも記録に残すようにしています。
例えば「A葬儀社のBさんは、故人の自宅の庭に咲いていたあじさいを祭壇のお花の一部に入れてくださった」といった情報がたくさんのこっています。
集客に関しては、WEBの特性を利用してSEO/SEMで集客コストのかかる「葬儀」や「葬式」といったメインキーワードだけではなく、さまざまな知識・情報をまとめたサイトを運営し、そこからも集客することで、複数のルートから安定して集客できる仕組みを作りました。
Q WEBマーケティングのノウハウはどうやって身につけたのでしょうか?
私が前職でインターネット広告代理店に所属しており、そこで徹底的に実践勉強させていただきました。
Q クライアントに支持される理由を教えてください
消費者をだまして儲けようとする会社が多い業界で、誠実に消費者側に立ってサービスをしていることがきちんと伝わっているからだと思います。
Q 事業をすべらせないために心がけていることはありますか?
目先の利益に捉われないこと。
絶対にぶれない軸を持つこと。
数字的な成長を急がないこと。
とにかく、着実に地力をつけて、健全で堅実な形でサービスを拡大し収益を拡大していくことが重要だと考えています。
Q ”絶対にぶれない軸”とは何でしょうか?
ただ利益を上げる事だけが目的で、そのためには手段を選ばないという会社が結構目に付きますが、私から見るとかなり恥ずかしい、情けない、かっこ悪い会社に見えます。利益は、新しい価値を生み出すために必要不可欠ですが、あくまで目的は価値を創造することだと思っています。利益を上げることではありません。
圧倒的な価値を提供し、その結果圧倒的な利益が上がる。その利益を持ってさらに世に価値を創造していく。この考えは不変です。