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ビジヲタ必見!「すべらない事業」の作り方

占いコンテンツのASP事業で成功したGT-Agencyの「ベンチャーらしからぬ」経営のコツ

Q6.拡販に繋がったきっかけは何かでしょうか?

 モバイル業界における勝手サイトの盛り上がりがきっかけです。2006年の秋は、モバゲーが徐々に注目を集め始めた時期でもあり、グリーがEZ GREEをauでオープンした時期でもあります。ニュースにも、携帯勝手サイトビジネスが盛り上がっている旨がよく載るようになり、多くの会社が「サイトを立ち上げたいのだが、占いコンテンツを買えないか」と問い合わせしてきました。

 GT-Agency の営業体制にはなんら変わりはなく、こちらから何か新しい営業を仕掛けたというわけでもなく、市場が欲していたタイミングに、ちょうどよく真ん中にいた、という感じです。

Q7.導入事例で具体的に特に成功したものを教えてください

 サイトの規模やコンテンツのボリュームにもよりますが、占いコンテンツを導入することによって、PVが10~15%伸びた、という話はよく聞きます。1番派手な事例は、占いや心理テストコンテンツを入れたことで、400万PV/月間だったサイトが、翌月に600万PVまで伸びたという事例でしょうか。

 また、公式サイトでも、着メロサイトやデコメサイト、ゲームサイトなどで、占いコーナーを設ける事例は多く、ユーザーの退会率が露骨に下がった、というお礼を言われることも多いです。

Q8.顧客の契約継続率をキープまたは高めるための施策は?

 多くの場合、一度契約をいただければ1年半程度はご利用いただけます。解約理由は大半がサイトの閉鎖であり、費用削減によるコンテンツのリストラという理由はその次です。

 GT-Agency の占いコンテンツは、多くのコンテンツを買われている企業様ほど、他のコンテンツと比べられた際に費用対効果が非常によい、と言う評価をいただいているので、正直な話、特段何かてこ入れをしている、というわけではありません。

 そもそものコンテンツのパッケージの仕方が、1ヶ月単位での契約が可能とはいえ、長く使ってもらえるような企画に相当練りこまれているので、パッケージが完成した瞬間に90%の施策は組み入れられていると考えています。

 契約が継続し、使っていただいている最中は、コンテンツのクオリティを保障すること、決して落とさないこと、が1番気を使っていることです。

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Q9.  すべらせないために心がけていることはありますか?

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この記事の著者

矢作 嘉男(株式会社ハチワン)(ヤハギ ヨシオ(カブシキガイシャ ハチワン))

株式会社ハチワン代表取締役。New Jersey City University卒。
中国人観光客向けクーポンサイトなどインバウンド媒体を運営。
2011年、中国のインターネットプロモーション事業を行う北京博洛密網絡科技有限公司と提携し、中国向けプロモーション事業を開始。本当に成果の出る中国市場向けインターネットマーケティングのみをを提供し、インバウンド向けから中国現地進出向けまで数多くの実績を持つ。
プロモーションのご相談:info@813.co.jp

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2009/11/24 10:00 https://markezine.jp/article/detail/8887

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