この調査では、成約したユーザーを業種別に分類し、そのユーザーがクリックしたMicroAd広告を業種別に分類することによって、ユーザーの興味や比較プロセスを分析している。対象コンバージョン期間は、2007年5月から12月。以下のグラフはコンバージョンした業種を100%として、その他業界の広告のクリック数を相対的な比率で算出したもの。
たとえば「リフォーム広告」をクリックして成約しているユーザーは、類似業種の「賃貸住宅広告」や「分譲住宅広告」もクリックしていると同時に、まったく別の業種である「ファッション広告」や「食品販売・宅配広告」などもクリックしている。このことから、リフォーム会社はメディアプランニングを行う際に女性系メディアを組み込むなどの施策が新たな潜在層の獲得に有効となりそうだ。
また、「クレジットカード」をクリックして成約しているユーザーの場合は、クレジットカード自体のクリック比率が高く、クレジットカード各社の間で比較検討している可能性がある。
同レポートではこのほかにも、分譲住宅、FX、自動車販売、メイク・スキンケア、ダイエット食品・器具、エステ、転職など、幅広いジャンルのデータをグラフ化して公開している。
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