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アイレップの現場担当者に聞く「アクセス大幅向上作戦」

Web解析を“解析”する~効果的な実践のための3ステップ

Web解析のレベルアップには異なるスキルが必要

 以上、Web解析を構成する3つのステップを紹介したが、ここで留意すべきなのはそれぞれのステップを実現するのに必要とされるスキル要件が、必ずしも共通ではないという点である。すなわち、導入に必要なスキルはHTMLや一定レベルのプログラム・システムに関する知識であるのに対し、分析に必要なのはマーケティングの知識や洞察力、アクションに必要なのはWebサイト構築全般に関する知識や、リスティング広告・SEOの知識であったりする。

 つまり、本当の意味でWeb解析を実践していくためには、導入、分析、アクションそれぞれを実践できるスキルを満たした人が、Web解析に取り組む必要があるのである。もちろんすべての要件を兼ね備える人がいれば(人件費的には)ベストであろう。ただ、多くの場合がそうであるように、それが難しいようであれば、何人かで協力して必要な知識一式をそろえる必要がある。

 Web解析を始める場合のみならず、Web解析のレベルを高めていく際にも同じことは当てはまる。すなわち、より高度なアクションを取っていくためには前提として高度な分析が必要となり、その分析を実現するためには取得できるデータのバリエーションを増やす必要が出てくる。そのためにはツールの実装方法に手を加えることとなろう。結果として、導入・分析・アクションすべてのステップにおいての強化が必要となるのである。

 もし、今あなたのWeb解析がうまくいっていないとしたら、それは実装、分析、アクションのどこかにボトルネックが潜んでいるはずである。まずはそれを探ってみるところから始めてみてはいかがだろうか。

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この記事の著者

高木 龍平(タカギ リュウヘイ)

株式会社アイレップ グローバルオペレーショングループマネージャー。

1976年生まれ。2000年早大理工卒業後、EDSジャパン(現 日本HP)を経て2005年アイレップ入社。各種マーケティングツールの開発、Web解析業務に従事した後、現在は海外へのソリューション提供を画策中。

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※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2010/02/18 11:00 https://markezine.jp/article/detail/9512

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