アドネットワーク化と、コンテンツ連動型広告におけるブログの位置づけ
広告業界でのトピックとして、「アドネットワーク化」が挙げられる。アドネットワークとは、複数の広告媒体をネットワーク化し、広告の出稿もまとめて行うサービスのことで、複数媒体に一括で出稿できる点や、短期間で大量露出が狙える点などメリットがある。
comScore社の調査によると、米国では既にアドネットワークがウェブ広告市場の約7割のシェアを持つと言われ、日本でもネットワーク化が進んでいる。
また、上記に比例して、その広告メニューの一つである「コンテンツ連動型広告」の市場も拡大している。コンテンツ連動型広告とは、商品に関連したコンテンツがあるサイトやページを自動判別して掲載できる広告(図1)のことで、その掲載先としては各アドネットワーク内のブログも多く含まれる。
PDCAの重要性と、ブログクチコミの活用
コンテンツ連動型広告には、商品に関心がある大量のユーザーに安価でリーチできるメリットもある反面、そのコントロールも難しく、放っておくと意図しないページ(批判的なブログなど)に掲載されてしまうリスクもあるのも確かだ。
そういったリスクをできるだけ回避し、継続的に効果を上げていくにはPDCAをまわしていくことが重要であり、ブログのクチコミを分析することで解決できる部分がある。
本記事においては、実際の例を元に、コンテンツ連動型広告とブログのクチコミの連携による利点を記載していく(ブログ分析にはきざしカンパニーの提供するサービス、ブログクチコミサーチを使用した)。