広告テキスト作成時のヒント
まずは、広告テキストを作成する際にブログクチコミを利用したいと思う。
商品に対するユーザーのクチコミ内容を見ることで、広告テキスト作成時のヒントにすることができる。例えば、「ジャケット」というキーワードに関する記述を見てみると、図2のように「黒い」「白い」「赤い」といったカラーに関する形容詞が話題になっていることがわかる。

これをもとに、ジャケット販売に関する広告テキストでは、「黒」「白」「赤」などその時の人気のカラーをテキスト内に盛り込むと、ユーザー訴求が強まり効果的ではないかと予想される。
このように、広告テキストを常に変えることができるコンテンツ連動型広告、またはリスティング広告においては、ユーザーの声を生かして訴求力の高いテキスト作成を心がけることが大切だ。
追加・除外キーワードの選定
コンテンツ連動型広告の出稿先によっては、効果的だと思われるキーワードを追加したり、批判的なページに広告が表示されないように除外キーワードを設定することができる。そこで、ブログクチコミサーチを使うことで、ポジティブ・ネガティブな話題を抽出し、追加・除外キーワードの選定材料にする。
例えば図3は、当社において広告出稿を行ったある商品Aに関する、ポジティブ/ネガティブな記述を抽出したものである。
「商品A & ポジティブワード」の関連語(上図)、「商品A & ネガティブワード」の関連語(下図)


「快適」「かっこいい」「高性能」といったポジティブな記述もある反面、「不都合」「不具合」「不安定」といったネガティブな記述もあることがわかる。
ポジティブなものに関しては、キーワードを媒体側に追加設定することで、より効果的なページに表示されやすくなる。また、ネガティブなものに関しては、媒体側に除外設定することで、批判的なページに表示される可能性が下がり、無駄な広告露出を避けることができる。
なお、Google AdWordsなどでは、ネットワーク内の一部ブログをあらかじめ指定して配信できる機能もある。好意的な記述をしているブログをブログクチコミサーチで抽出して、それを指定配信先の選定に役立てるといった使い方も可能だ。