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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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Web Analytics 2.0
「アクセス解析」を超えるための4つのヒント

データに文脈を付け加える7つのテクニック

 本書では、データに文脈を付け加えるテクニックとして以下の7つが紹介されている。

  • 異なる時間軸と比較する

 例えば、1ヶ月の日ごとの訪問数をそのままレポートするのではなく、前月との比較、前年同月との比較をすることで、レポートに文脈を付加する。

  • セグメント分けする

 例えば、全訪問者によるサイト滞在時間の平均をそのままレポートするのではなく、検索エンジンからの訪問者、ダイレクトトラフィックでの訪問者などにセグメント分けをすることで、レポートに文脈を付加する。

  • サイト平均と比較する

 例えば、ある重要ページの直帰率をそのままレポートするのではなく、それとサイト全体の直帰率と比較することで、レポートに文脈を付加する。

  • 2つ以上の指標で比較する

 例えば、参照元サイトからの訪問数をそのままレポートするのではなく、参照元サイトからのコンバージョン数を重ねて表示することでレポートに文脈を付加する。

  • 同業サイトと比較する

 例えば、サイト全体のページビュー、訪問数、コンバージョンレートをそのままレポートするのではなく、同業他社の数字と比較することでレポートに文脈を付加する。

  • 指標の動きに影響を与えたかもしれない要因を追記する

 例えば、訪問数の増減やコンバージョンレートの上下をそのままレポートするのではなく、広告出稿プレスリリースの発信や競合他社のキャンーペンなどそれらに影響を与えたかもしれない要因を追記することでレポートに文脈を付加する。

  • 時系列で比較する

 例えば、ページビュー、訪問数といったそれだけでは意味がない単純な指標は、半年、1年というスパンで追跡することで、レポートに文脈を付加する。

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4.4. できるだけ早く失敗する(Failing Faster)

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この記事の著者

木田 和廣(キダ カズヒロ)

株式会社マキシマイズ 執行役員兼プロジェクトマネージャー。早稲田大学政治経済学部卒業。豊田通商の南米駐在員として自動車販売に従事。カーポイント(現カービュー)に転職し広報・マーケティング兼営業としてiモードサイト構築等を担当。その後、海外ダイビング器材のネット販売等を経て、アクセス解析の世界に入る。Webtrend...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2010/04/16 10:00 https://markezine.jp/article/detail/10085

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