データに文脈を付け加える7つのテクニック
本書では、データに文脈を付け加えるテクニックとして以下の7つが紹介されている。
- 異なる時間軸と比較する
例えば、1ヶ月の日ごとの訪問数をそのままレポートするのではなく、前月との比較、前年同月との比較をすることで、レポートに文脈を付加する。
- セグメント分けする
例えば、全訪問者によるサイト滞在時間の平均をそのままレポートするのではなく、検索エンジンからの訪問者、ダイレクトトラフィックでの訪問者などにセグメント分けをすることで、レポートに文脈を付加する。
- サイト平均と比較する
例えば、ある重要ページの直帰率をそのままレポートするのではなく、それとサイト全体の直帰率と比較することで、レポートに文脈を付加する。
- 2つ以上の指標で比較する
例えば、参照元サイトからの訪問数をそのままレポートするのではなく、参照元サイトからのコンバージョン数を重ねて表示することでレポートに文脈を付加する。
- 同業サイトと比較する
例えば、サイト全体のページビュー、訪問数、コンバージョンレートをそのままレポートするのではなく、同業他社の数字と比較することでレポートに文脈を付加する。
- 指標の動きに影響を与えたかもしれない要因を追記する
例えば、訪問数の増減やコンバージョンレートの上下をそのままレポートするのではなく、広告出稿プレスリリースの発信や競合他社のキャンーペンなどそれらに影響を与えたかもしれない要因を追記することでレポートに文脈を付加する。
- 時系列で比較する
例えば、ページビュー、訪問数といったそれだけでは意味がない単純な指標は、半年、1年というスパンで追跡することで、レポートに文脈を付加する。
