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四家正紀のネオコミュニケーション遊談

ブログ界最強のサポーター、徳力基彦のビジョン「21世紀が本当の意味で個人の世紀になるお手伝いをしたい」(中編)


ブロガーがブロガーのためにブロガーのことを議論するイベントを開催

徳力
アルファブロガーの方々が主役のイベントに足を運んだとしても、直接会話できる機会ってそれほど無いのですが、「自分で企画すればたっぷり話し聞けるじゃないか」という邪な思いも当然ありまして(笑)。
四家
邪な思いは重要ですよ。要するにモチベイティブってことですから。結局、徳力さんがやりたいことをひとつやったあとで、次にやりたいことが見えて、その繰り返しがどんどん多くの人を巻き込んでいっているわけじゃないですか。それが、ムーブメントを起こすってことだと思います。
徳力
巻き込まれた人には申し訳ないですが、僕の興味がどんどん広がっていったのは事実ですね。
四家
会社の仕事だったら申し訳ないですけど、そうじゃないですからね。巻き込まれるほうも邪な思いで来ているんです。巻き込んでもらっているというのが正しい。
徳力
そうですか(笑)。もうひとつは、こういうワークスタイルがあることをもっと多くの人に知ってもらいたいという気持ちがありました。特に僕の場合はNTT出身ということもあって、大企業の中の人たちに知ってもらいたいという思いが強いです。僕らの世代が、皆がこういう個人主体のワークスタイルを選択したら、絶対日本が面白くなるとか思ったりして。実際、有名ブロガーの人なんかもそうですが、初期にFPNニュースコミュニティに参加してくれた人たちの多くも、ある意味普通のサラリーマンの人が多かったのが、その後ブログやインターネットを上手く使って、独立されたり、起業されたり、いろんな分野で活躍されてたりするんですよね。ブログを上手く使える人が増えれば、もっとそういう面白い人や出会いが増えるんじゃないかと。そんな思いが書籍『アルファブロガー』とイベント『ジャパンブロガーカンファレンス』という、身の丈を超えた企画にチャレンジしたモチベーションになったのかな、と感じます。
四家
『ジャパンブロガーカンファレンス』は書籍『アルファブロガー』発売直後の2005年の年末ですね。
徳力
今考えても大げさな名称でしたよね(笑)。ただ、いわゆる企業がブログサービスをアピールするためのイベントじゃなくて、ブロガーがブロガーのためにブロガーのことを議論するイベントがあっても良いんじゃないかなと思ったんです。ただ、思い付きから始まった企画で、ノープランだったので、いしたにさんを初め多くの方にご迷惑をおかけしましたが。
四家
終わった後、徳力さんなんかへこんでましたよね。いいイベントだったのに(笑)。
徳力
完全に自分の能力を超えた企画でしたからね。やっぱりできないことを無理してやるもんではないなと(笑)。
四家
でも、じゃあ誰の能力でできたのかって話だと思うんですよ。能力があったって何もしないんじゃ何も起こらないので。
徳力
ブロガーの皆さんの助けがあったからですよ。ありがたい話です 。

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ブログは仕事にも凄く良い影響を与えてくれた

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この記事の著者

四家 正紀(シケ マサノリ)

株式会社カレン次世代ビジネスリサーチ室長。インターネット広告の草創期からWebマーケティングに携わり、現在はカレンにて次世代販促コミュニケーションについての研究活動と、ブログマーケティング・ブロガーリレーションズ案件のプロデューサーとして活躍。寄稿、講演多数。 ブログ カレン次世代ビジネスリサーチ室ブログ

著書

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/04/20 10:18 https://markezine.jp/article/detail/1025

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