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四家正紀のネオコミュニケーション遊談

ブログ界最強のサポーター、徳力基彦のビジョン「21世紀が本当の意味で個人の世紀になるお手伝いをしたい」(後編)


AMNの使命はブロガー支援

四家
僕はたいしたことはしていないのですが、織田さんと御手洗いさんで話を進めていく中で、このプロジェクトにもっともふさわしいのは徳力さんだろうと、当然のように名前が挙がったんです。ブログやブログスフィアに恩返ししたいという思いが一番強く、また思いだけじゃなくて、ブロガーを理解してオーガナイズできる人ということで。
徳力
へぇ(笑)。他にもいると思いますけどね。ただ確かに現時点では、ブロガーの間に、金儲けに対する抵抗感とか、ギャップみたいなものが存在するので、そこに対する問題意識があります。僕も別にブロガーが無理にブログで金儲けしようとする必要は無いと思っています。だけど価値あるコンテンツにはそれなりの、対価が支払われてもいいのではないかとも思います。やはり自分はビジネス側の人間なんでしょうね。純粋にただブログだけ書いている人は、そういうこと考えたりしないですから。
四家
「対価」って言うけど、徳力さんがお考えになっているのは、簡単に言うと「価値あるブログを継続できるような環境をつくりたい」ってことですよね。
徳力
そうですね。特に読者として。
四家
一読者としての継続して欲しいという思いが、AMNの原点にあるわけですね。
徳力
ブログで情報発信し続けて欲しい人が、時間が無いからブログをあんまり書いてくれなかったり、ブログの価値が薄れてきたとかでブログをやめてしまうのを見ると、やはり残念ですよね。
四家
そうですね、よくある話ですが。
ブログ合宿で徳力氏とチャットする私
by kwmr@いい感じ
徳力
正当な形でブロガーにお金が回る仕組みができれば、いまブログをやっている人がもう少し多くの記事を書いてくれるかもしれない。もう少し濃い内容を書いてくれるかもしれない。さらに、他のいろんな分野のエキスパートがブログを始めるきっかけにもなるかもしれないんです。
四家
それが非常に大きいですよね。
徳力
ブログから発信される情報が、まためぐりめぐって自分の知識になったり、皆の知識になったりするわけですからね。やはり日本人は何だかんだ言っても日本語の情報しか読まないですから、もっと日本人のブロガーが増えて欲しい。
四家
AMNは、既存の頑張っているブロガーを支援する他に、まだブログを書いていないさまざまなエキスパートの方々にブログを書いてもらうというのも目標のひとつですよね。
徳力
はい。そうでないとAMNの意味が無いと思っています。ブロガーが集まってAMNを始めた意味がそこにあると思っています。だからこそ、私もわざわざアリエル・ネットワーク経由で手伝っているわけですから(笑)。
四家
どんな立場になったんですか。
徳力
アリエル・ネットワークからAMNへ、コンサルティング契約による支援という形です。周りには派遣社員って呼ばれます。

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もっと多くのブロガーに参加してもらいたい

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この記事の著者

四家 正紀(シケ マサノリ)

株式会社カレン次世代ビジネスリサーチ室長。インターネット広告の草創期からWebマーケティングに携わり、現在はカレンにて次世代販促コミュニケーションについての研究活動と、ブログマーケティング・ブロガーリレーションズ案件のプロデューサーとして活躍。寄稿、講演多数。 ブログ カレン次世代ビジネスリサーチ室ブログ

著書

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/04/20 16:28 https://markezine.jp/article/detail/1027

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