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アイレップの現場担当者に聞く「アクセス大幅向上作戦」

ヒントは街にあふれている
“店舗”からLPOに応用できるノウハウを学べ!

 LPO(ランディングページ最適化)において、リスティング広告をクリックして訪れるユーザーのニーズを理解し、適切な情報を掲載する必要があることは、既に多くのWebマーケティング担当者に浸透しているかと思います。しかし、ユーザーのニーズを理解するには何をすればよいのかと悩む方も多いはずです。今回はLPOを考えるうえで、店舗でのマーケティングから学ぶべきポイントを解説します。【バックナンバー】

店舗はマーケティング情報の宝庫

 店舗から得ることのできるマーケティングに関する情報は、ECサイトにしか通用しないと思われるかもしれませんが、ユーザーを購入もしくはサービス提供に至らせる方法は、業種の違いはあるにせよ、古くから行われている「店舗」から学べることがたくさんあるのです。

 「専門書籍」から知識を得るのも良いですが、自分がユーザーとなり、マーケティングを体験してみてください。「専門書籍」からは得れないマーケティングの根幹が見えてくるはずです。

店舗で確認すべきポイント~入口・外観/内装・導線から学べ

 何も考えず店舗に訪れても得られるものは少ないです。次の4点を重点的に確認し、どのような情報を提供しているのか調査・分析する必要があります。

1.入口・外観から学べ

 店舗の外観はLP(ランディングページ)のファーストビューに該当します。通り過ぎる人々を店内へ導くためにさまざまな意図が詰まっています。

  • ショーウィンドウを重要視している外観
  •  商材:ユーザーにシチュエーションを提案する必要性が高い。シチュエーションを提案することで、気付きを与え、店内へ導いています。

  • 商品をぎりぎりまで陳列している外観
  •  商材:価格・商品数を訴求する必要性が高い。比較的購入障壁の低い商品を入口に並べることで、ユーザーを店内に導いています。

  • 個性的な形の店舗の外観
  •  商材:日常との差別化を図る必要性が高い。ヨーロッパ調の外壁など個性的なデザインによってユーザーをひきつけ、ユーザーを店内に導いています。

  • 全面ガラスの店内を見通せる外観
  •  商材:日常性を図る必要性が高い。日用品を取り扱っているケースが多く、店内店外の境目を極力なくすことで、ユーザーを店内に導いています。

ショーウィンドウを重要視している外観(写真左上)、商品をぎりぎりまで陳列している外観(写真右上)、
個性的な形の店舗の外観(写真左下)、全面ガラスの店内を見通せる外観(写真右下)のイメージ。
商品特性に合わせ、それぞれ目的をもった外観を演出している

 これらはほんの一例ですが、外観にもさまざまな意図・施策があり、目的をもって形作られています。競合が多い商材やサービスを提供するLPは、特により多くの情報をキャッチアップし、ファーストビューに反映させる必要があります。

2.内装・導線から学べ

 内装や導線はLP内での構成に該当します。

 デザインイメージの情報も得ることはできますが、デザインに着目してしまうと、導線や配置の確認がおろそかになってしまうため、デザインイメージは無視してください。

 ユーザーの行動を考えた配置がなされていると仮定して店内を回ると、陳列棚の高さや場所、入口から出口までの商品配置の流れ、目玉商品の配置場所、レジの場所、レジ周辺の商品など、細部にわたりユーザー導線がきっちり考えられていることに気付きます。

 商材の機能やバックボーンの説明が多く必要なLPは、ユーザー導線が最も重要になります。注意深くレイアウトを確認し、LPの構成に反映させる必要があります。

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この記事の著者

高尾 将寛(タカオ マサヒロ)

株式会社アイレップ サービスマネジメント本部 LPOコンサルティンググループ

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2010/06/18 11:00 https://markezine.jp/article/detail/10373

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