基本は計測データのフィルタリング
特定のデバイスからのアクセスデータに限定しての計測を行う場合、基本的には集計するデータに対してフィルタリング処理をかけることになる。その方法は解析ツールにより異なるが、今回はGoogle AnalyticsとAdobe SiteCatalyst, powered by Omniture(以下、Adobe SiteCatalyst)の例を紹介しよう。
題材としてiPadからのアクセス限定レポートの作り方を紹介しているが、基本的にはどのタブレットPCも作成方法は同じである。また、iPhone等のスマートフォンからのアクセスに対しても同じ方法でレポートが作成可能である。ただし、それぞれのデバイスからWebサイトにアクセスする際のユーザエージェントにデバイスを識別できる文字列が含まれている必要がある点はご了承頂きたい。
iPad限定レポートの作り方 ~ Google Analytics編
Google Analyticsにおいては、詳細セグメント(アドバンスセグメント)と呼ばれる機能を使ってiPad専用レポートを作成することになる。手順としては以下の通りである。
- 画面左の「カスタマイズ」メニューから「詳細セグメント」を選択。
- 画面右上の「カスタム セグメントを新規作成」をクリック。
- ディメンション>システム の中の「OS」を「ディメンションまたは指標」のエリアへドラッグ
- 値に「完全一致」で「iPad」と入力
- セグメント名を入力して「セグメントを保存」
これで、詳細セグメントの1つとしてiPadからのアクセスのみに絞り込んだレポートが確認できるようになる。