SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

一歩先行くSEO/SEM、サーチマーケティング・イノベーション

画像はユーザーに無視される? アイトラッキング最新調査から考えるSEO対策時のポイント【Search Engine Strategies 2010レポート】


効果的なランディングページ作成に使えるアイトラッキング・データ

 アイトラッキングのデータを理解したうえでランディングページが作成できれば、サイト訪問者の目的を達成させ、結果的に満足度の高いサイト体験を提供することができます。

 興味深い例として挙げられたのが、次の検索結果ページが伝達すべき情報です。

検索結果ページが伝達する情報
  • 場所(どこにいるか)
  • 場所の確認(正しい場所かどうか)
  • 移動先と移動方法(ナビゲーション)
  • リンクをクリックすべきかどうか

 検索ユーザーは、検索結果ページに表示された上位数個のリンクを見て、思いどおりの結果が出たかどうかを確認します。Googleではこれらの情報をうまく伝達するよう、キーワードに合わせて検索結果の表示スタイルを自動的に変化させています。

「画像」(左)と「動画」(右)、それぞれがキーワードに入った場合の検索結果の違い
画像や動画の位置が変わっただけでなく、
キーワードに対応して左ナビゲーションが「Images」「Video」にそれぞれ切り替わっている
「画像」(左)と「動画」(右)、それぞれがキーワードに入った場合の検索結果の違い、画像や動画の位置が変わっただけでなく、キーワードに対応して左ナビゲーションが「Images」「Video」にそれぞれ切り替わっている

 また、人が検索する目的としては、次の3つがあります。

人が検索する目的
  • ナビゲーション:特定のWebサイトを探す
  • 情報収集:情報、事実、クチコミ、リストなどを探す(検索の53%は、この目的で行なわれる)
  • 処理/取引:購入、ダウンロード、動画を見る、音楽を聴くなど

 これらを加味し、ランディングページのコンテンツを調整したり、サイト内検索の検索結果ページでキーワードに合わせて上位表示するコンテンツを調節したり、検索結果ページに表示するナビゲーションなどの情報を加工したりといった施策を実施できれば、ユーザビリティが向上してコンバージョンに繋がりそうです。

 また、リンクテキストは青色が基本ですが、これを赤や黒にするとクリックされる確率がグンと下がるという例を挙げ、「基本的(常識的)な機能は変化させない方がよい」とアドバイスしていました。

次のページ
画像が注目されるとは限らない

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
一歩先行くSEO/SEM、サーチマーケティング・イノベーション連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

ハント肇子(ハントモトコ)

 1998年にAJPRを設立以来、世界各地の企業に対してインターネットをベースとした日本市場向けマーケティングを指導。日本及びアジア各地の知識を活かしたサーチマーケティング・コンサルティングサービスは、世界的に有名な企業のサーチマーケティング・キャンペーンを成功へと導いている。また、世界各地のカンファレンスで講演し...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2010/09/29 15:58 https://markezine.jp/article/detail/11676

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング