効果的なランディングページ作成に使えるアイトラッキング・データ
アイトラッキングのデータを理解したうえでランディングページが作成できれば、サイト訪問者の目的を達成させ、結果的に満足度の高いサイト体験を提供することができます。
興味深い例として挙げられたのが、次の検索結果ページが伝達すべき情報です。
- 場所(どこにいるか)
- 場所の確認(正しい場所かどうか)
- 移動先と移動方法(ナビゲーション)
- リンクをクリックすべきかどうか
検索ユーザーは、検索結果ページに表示された上位数個のリンクを見て、思いどおりの結果が出たかどうかを確認します。Googleではこれらの情報をうまく伝達するよう、キーワードに合わせて検索結果の表示スタイルを自動的に変化させています。
画像や動画の位置が変わっただけでなく、
キーワードに対応して左ナビゲーションが「Images」「Video」にそれぞれ切り替わっている
また、人が検索する目的としては、次の3つがあります。
- ナビゲーション:特定のWebサイトを探す
- 情報収集:情報、事実、クチコミ、リストなどを探す(検索の53%は、この目的で行なわれる)
- 処理/取引:購入、ダウンロード、動画を見る、音楽を聴くなど
これらを加味し、ランディングページのコンテンツを調整したり、サイト内検索の検索結果ページでキーワードに合わせて上位表示するコンテンツを調節したり、検索結果ページに表示するナビゲーションなどの情報を加工したりといった施策を実施できれば、ユーザビリティが向上してコンバージョンに繋がりそうです。
また、リンクテキストは青色が基本ですが、これを赤や黒にするとクリックされる確率がグンと下がるという例を挙げ、「基本的(常識的)な機能は変化させない方がよい」とアドバイスしていました。