グーグルのTDP(トップページ・ダウン・ペナルティ)
グーグルの「トップページ・ダウン・ペナルティ(略称TDP)」とは、あるキーワード検索でトップページではなく、同じサイトの他のページが表示される現象のことです(一般的なSEO用語ではありません)。場合によってはサイトのどのページも検索されないといった重症例もあるようです。
では、弊社管理サイトのSEO塾(www.algorism.co.jp)の事例を見てみましょう。
「SEOセミナー」のグーグル検索で、「www.algorism.co.jp/seminar/」のページが10番目ほどに出てきます。これに対して、トップページは80番から90番台をうろうろしています。セミナーの告知ページが上位表示されているんですから何の問題もなさそうですよね? ところが、毎日順位をチェックしていると、とんでもないことが起こっているのです。
以下は、順位チェッカーGRCをキャプチャーしたものです。
この1か月間で、SEO塾(www.algorism.co.jp)のページは順調にランクアップしています。なおさら無問題に思えます…
ところが、「www.algorism.co.jp/seminar/」のページを追跡してみますと、1か月前は100番前後で、おかしな上がり下がりをしているのです。
GRCで「F6」を押すと、もっとも良い順位のページが一覧できます。
こうして、ざっくりと見ただけでも、実は、トップページとセミナー告知ページが交互に上位表示されながら、一応は順位アップだけはしてきた、と言うことができるでしょう。逆にトップページの現状だけに注目すれば、セミナー告知ページに並ぶことはなく、数十番も順位ダウンしていることになります。
これも「トップページ・ダウン・ペナルティ」の現象にあたり、もしセミナー告知ページがなかったなら、大変なことになったかもしれませんね。
なぜ、こんな現象が起こるのでしょうか?